マッサージコース

愛知県春日井市の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。

ここでは当室のマッサージコースについてご紹介いたします。

当室は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格に基づいた「治療としてのマッサージ」で痛みを和らげることを目指しています。

私自身は鍼灸師でもありますが、鍼灸と同じくらい「マッサージで痛みを和らげることを大切にしています。

お体のことでお悩みならお気軽にご相談してください。

鍼灸マッサージ室ゆうせんでは単なるリラクゼーションではなく、様々な痛みやお悩みを少しでも和らげるため「治療としてのマッサージ」を心がけています。

痛みの評価重視

痛みを和らげるために一番大切なことは「原因を見極めること」だと考えています。

そのため施術時間以外に最大で３０分程度余分にお時間を頂いてしっかりと評価しています。

症状に応じた施術

当室のマッサージコースではあん摩マッサージだけでなく筋膜リリースやストレッチ、様々な運動療法やストレッチポール運動などを症状により組合わせて行っています。

一番のお悩みである「主訴」の改善を中心としたコースになります。

当室では患部以外の原因に対してもアプローチするため全身に施術しますが、あくまで主訴の改善のための施術内容になります。

来室時に空きがあればコース変更も可能です。（お断わりすることもありますのでご了解下さい）

痛みやお悩みが複数ある場合や全身調整をご希望の場合は７０分コースになります。

主症状の改善だけでなく、複数の部位の症状や全身を整えることが必要な場合に適した施術内容になります。

そのため全身調整でストレッチポールや運動療法を行うことがあります。

施術途中で痛みの変化を再評価しながら行います。

来室時に空きがあれば９０分または１００分鍼灸マッサージコースへの変更も可能です。
（お断りすることがありますのでご了解ください）
 

マッサージとは狭義の意味ではオイルやパウダーを使用して肌に直接触れて行い、四肢末端から中心へ向けて求心性に行う手技のことです。（オイルマッサージをイメージしてください）

指圧は服の上から、四肢末端に向けて遠心性に行う手技です。揺らしたりせず垂直圧で行うことが基本になります。

あん摩は指圧と同じく服の上から遠心性に行いますが、押す、押して揺らす（揉捏：じゅうねつ）、さする（軽擦）、叩くなど様々な手技を含んだ施術法です。

鍼灸マッサージ室ゆうせんのマッサージは正確には「あん摩」になります。

あん摩マッサージ指圧を含めてマッサージという呼び方が浸透しているためホームページ上では「マッサージ」と記載しています。

あん摩マッサージの強さに関しては患者様毎に様々な要望があります。

そこで治療として施術する際の目安になるのがアルトンシュルツの法則です。

1. 弱い刺激は組織の働きを目覚めさせる
2. 適度な刺激は組織の働きを高める
3. 強い刺激は組織の働きを弱める
4. 非常に強い刺激は組織の働きを止める

あん摩マッサージにはこのような原則があり、単に患者様の希望に沿って行うのはリラクゼーションです。

多くの症状では組織の働きが低下しているケースが多く、強い刺激は逆効果になります。

強い刺激⇒組織が傷つく⇒さらに硬くなる⇒もっと強い刺激を求める

強いマッサージはこんな悪循環を招いて症状は改善せず、さらに悪化する可能性があります。

よく肩こりで「揉んでる感覚がない」という知覚が鈍麻している方がおみえになりますが、このようなケースは組織の働きが低下していますので高める必要があります。

したがって「適度な刺激（気持ちいい程度）」もしくは「多少物足りない程度」の刺激が最適になります。

組織の働きが高まり過ぎている例としては坐骨神経痛などの神経痛や痙攣などがあり、このケースでは強めの刺激で行います。（ただし感受性も高まっているので考慮する必要があります。

そうは言っても筋肉が硬くてマッサージだけではほぐすことが難しいケースもあります。

そんな時は以下でご紹介する筋膜リリースやストレッチ、運動療法、そして鍼灸などを組合わせて施術することが必要です。

あん摩マッサージが主に筋肉を緩めることを目的にするのに対して、筋膜リリースは筋肉同士の滑走性を良くすることを目的にしています。

これは筋肉が筋膜で包まれシワになったり癒着してしまうためです。

ただし滑走性を改善するためには筋肉が緩むことが必要になるため、マッサージと並行して行います。

具体的には

1. 押圧しながら大きく揺らして患部以外の周囲も刺激
2. 腰なら股関節、首肩なら肩関節を動かしながら施術
3. 目的とする筋肉を一定の方向に押圧しながらスライドしたり、揺らす

こうすることで周囲の筋肉との滑走性を改善していきます。

運動療法は体全体や一部を動かすことで症状の改善や機能回復を目的とした施術法です。

• 動きの悪い関節に対して動かすことで可動域を広げます。

また「相反抑制」という反応を用いた施術なども取り入れています。

• 相反抑制とは「主動筋が収縮すると拮抗筋が弛緩する」という反応のことです。
• 例えば「上腕二頭筋（力こぶの筋肉）」を緩める際には、反対の働きをする「上腕三頭筋（二の腕の筋肉）」を収縮させることで上腕二頭筋を弛緩させることができます。

痛みの根本的な原因には姿勢の悪さがあります。これを改善していくにはマッサージや鍼灸で筋・筋膜を緩めるだけでは不十分です。

そこで鍼灸マッサージ室ゆうせんでは症状によりストレッチポールを使った治療を取り入れています。

特に猫背など胸椎や胸郭の動きを改善するにはストレッチポールが一番簡単で即効性があり、リラックス効果もあります。

とにかく背中が床に吸い付くような感覚ですぐに効果を実感していただけます。
しかもボキボキすることなく、誰でも一人で簡単に行うことができます。

当室はＪＣＣＡ（日本コアコンディショニング協会）認定の「ベーシックインストラクター」で
ストレッチポールの正式なインストラクターです。

頭蓋骨は２３個の骨がパズルのように組合さっていて、ゆっくりと開いたり閉じたりしています。（一次呼吸といいます）

その中には脳脊髄液があり脳が浮かんでいるような状態です。しかも脳脊髄液は背骨の中の脊髄にも流れていて脳や脊髄を栄養しています。

頭蓋骨の動きはポンプの役割もあるので、この動きが悪くなると様々な不定愁訴の原因になってしまいます。

鍼灸マッサージ室ゆうせんでは症状により頭蓋骨の調整を行っています。
これは頭蓋骨に軽く触れて、その動きに合わせて指をゆっくりと上下左右に動かして、硬くなっている部分の動きを少しずつ大きくしていく手技です。