春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
大体月一ペースで通って頂いている70代の女性患者様のお悩みは肩こりです。
ただこの方は首への施術が苦手なんです。
特に鍼がダメで過去に軽く単刺(刺してすぐ抜く手法)をトライしたのですが、後で違和感が出来たそうです。
あん摩マッサージはごく軽くなら大丈夫なので首に関しては鍼灸なしで施術しています。
ただ肩こりの原因になりやすい筋肉は首から肩甲骨に付着するもの、後頭下筋群など深部に位置するものもあり、首への鍼がないと正直難しい面があります。
またこうした点から電気鍼(低周波鍼通電)も向いていないと考え行っていません。
そんな時に頼りになるのがストレッチポールです。
施術の最後にストレッチポール運動を10分程度行うと症状がかなり緩和できます。
そしてあん摩マッサージも腹臥位(うつ伏せ)よりも側臥位(横向け)の方が同じく緩和できることが解ってきました。
これからもいろいろ勉強していきたいと思います。
初診で来室されたのは30代の女性患者様で嘔吐や吐き気が止まらないとお悩みでした。(数か月間)
医療機関では画像などの診断では異常なしで、内科や心療内科、精神科などをたらい回しにされたとのお話でした。
嘔吐や吐き気以外の症状としては肩こり、体が重く疲労感がある、汗が出る、不眠などです。
時間をかけてお話を伺って感じたことは
先ずはこうした点を踏まえて治療をしていくことにしました。
あん摩マッサージでは首肩や脊柱沿いなど自律神経の走行部位の硬さを調べながら行い、気持ちよくリラックスできるように心がけました。
鍼灸は首肩や背兪穴とよばれる背骨沿いの筋肉を緩めた後、体のエネルギーである気を補う(特に胃や脾)治療を中心に行いました。
症状が長期にわたっているので先ずは体力や免疫力の改善が重要です。
治療効果はその場ではわかりませんが、先ずはリラックスできてご満足いただけた様子でした。
これからも様々な症状への知識を深めていきたいと思います。
不定期で痛みが出ると(大体は腰)来室される40代の現場仕事の男性患者様、今回はぎっくり腰で6月初めに来室されて以来改善と悪化を繰り返しています。(普段は1,2回の治療で治ります)
この方は鍼灸はされないのであん摩マッサージや筋膜や骨盤調整、ストレッチなどで治療しています。
お仕事が忙しいと仰っていて、しかも現場仕事なので無理をしてしまうことも完治しない原因の一つかもしれません。
特に今回は前屈動作(前かがみ)での腰の痛みがなかなかとり切れなず、骨盤や腰部のインナーマッスルにアプローチしたりといろいろ施術したのですが痛みが残ってしまいます。
ところで腰痛治療と聞くと骨盤と連想する方も多いのではないかと思います。
そして実は治療家も骨盤調整が大好きで、とかく骨盤に腰痛の原因を求めがちな傾向があります。
私自身この点には普段から気をつけていたつもりだったのですが、なかなか痛みが取り切れなかったので骨盤に囚われ過ぎていました。
この日はじっくりと疼痛誘発動作を行うと臀部と太ももの裏(ハムストリングス)の筋を緩めると症状が明らかに緩和することがわかりました。
これ体幹の前屈動作の基本中の基本なんです。
前かがみになった時一番突っ張った感じがするのはハムストリングスだと思います。
前かがみでは腰椎など背骨が屈曲するだけでなく股関節も屈曲して骨盤が前に倒れる必要があります。
しかしお尻の筋肉やハムストリングが硬くなったままだと、前屈動作をした時股関節の屈曲が十分にできずに腰椎が必要以上に屈曲する必要が出てきます。
この繰り返しが今回の腰痛の原因でした。
今回は時間をかけて徹底的に臀部の筋肉とハムストリングを緩めた結果、施術後の動作確認では痛みはほとんどありませんでした。
この調子が維持できればいいのですが・・・^^
ここのところ同じような膝の痛みを訴える患者様が来室されました。
この患者様の共通点は「元々膝に痛みはない」「普通に膝を曲げ伸ばしする程度では痛みが出ない」「階段昇降で痛みが出る」でした。
つまり強い負荷がかかると痛むんです。
膝を伸ばす働きをする大腿四頭筋は膝のお皿・膝蓋骨上部に付着し、さらに膝蓋靭帯が膝蓋骨下部から下腿の骨・脛骨に付着しています。(大腿四頭筋⇒膝蓋骨⇒膝蓋靭帯⇒脛骨)
そして膝を動かす際には膝蓋骨がスムーズに動く必要があります。
今回のケースは大腿四頭筋に負担がかかり硬くなったことで膝蓋骨の動きが悪くなったことが原因だと判断して治療を行いました。
まだ今後の経過を診ないとわからない部分はありますが、当初立位からしゃがむと(スクワットのような動き)で出ていた痛みは消失しました。
膝の痛みと聞くと「軟骨」「半月板」など関節内が原因と考えがちですが、案外関節の周囲から出ている痛みも多いです。
今後もさらに勉強して少しでも痛みを軽減できるようになりたいです。
5/26「喘息の患者様の治療」、6/2「喘息メインで治療したらアトピーが改善?」で紹介した患者様が3回目の治療で来室されました。
この40代男性患者様は喘息とアトピー性皮膚炎があり、そのため皮膚もあれた状態でかさぶたもあります。
初回は息苦しさの改善、2回目は下肢後面のアトピーの改善を中心に治療を行いました。
症状も少しではありますが改善傾向で患者様も納得されている様子です。
今回お話を伺うと、ご自身で調べて補中益気湯という漢方薬を購入し飲み始めたそうなのですがすごく調子が良いとのことでした。
私は漢方薬には詳しくないので調べてみると、基本的に補気(気を補う)効果があり大病の後や夏バテなどで体力が落ちたような時に適した漢方薬です。
ここ2回の治療ではその時点での症状に効果のある経穴に加え、補気や免疫に関わる経穴や経絡を加えて治療していたので、私の見立てとほぼ同じでしたのでホッとしました^^
前回の膝裏中心のアトピーも改善傾向とのことで良かったです。
今後も西洋医学、東洋医学両面で適切な見立てができるように勉強したいです。
この日初診で来室された男性患者様は当室で一番長いコースの自律神経を整えるコースを予約されていました。
昨年秋に突然目まいや過呼吸気味になり救急搬送され、その症状は間もなく治まったものの、それ以降調子が悪いとのお話でした。
具体的には不眠で睡眠薬を服用し、耳鳴り、首肩のこり感や脹痛他様々な症状があります。
自律神経は体全体に分布しているので症状もケースバイケース。
「こうすれば自律神経が整う」という画一的な治療法やツボがあるわけではありません。
いろいろとお話を伺うとまずは不眠の解消が優先ではないかと考えました。
というのもストレスなどで自律神経が乱れると一般的に①睡眠②食欲③お通じに影響が出やすいのですが、この患者様の場合は②と③にはほとんど自覚症状がありません。
また首肩のこり感や脹痛の自覚症状があり、実際に触診するとこわばっている感じがします。
治療方針としては先ずは首肩から背骨沿いの自律神経の走行にそって筋緊張を緩め、不眠、耳鳴り、汗が異常に出る、奥様の持病などをヒントに経穴や経絡を選定し、あん摩マッサージから鍼灸の順番で施術を行いました。
すぐに症状が改善されるわけではないので、「起床後に数分間でいいので太陽の日を浴びて下さい」と伝えて治療は終了しました。
起床後に太陽の日を浴びると①体内時計がリセットされる②14~16時間後に睡眠ホルモン・メラトニンが分泌されるという効果が期待できます。
少しでも改善するといいですね。
先日初診で来室された50代女性患者様の症状は主に右のテニス肘(上腕骨外側上顆炎)と腰痛でした。
テニス肘でお悩みの患者様の結構多く来室されるので施術症例の多く、症状も軽減できているという自負はあります。(もちろん1度の治療で痛みがゼロになるわけではありません)
ただこの患者様はあまり軽減できませんでした。
当室のテニス肘患者様ではテニスやゴルフなどのスポーツをされているか、仕事で荷物を運んだり調理をされているといった方が多いですが、この方のケースはそうしたことはなく事務職でPC作業とのことでした。
通常では上腕骨外側上顆という部分に痛みが出るのですが、今回はそこだけではなく前腕全体にも出ています。
PC作業では手首を背屈させた状態を長時間保つために、スポーツのような大きな動きはありませんが筋肉にかかる負担は大きいことを改めて痛感しました。
筋肉は両サイドにある骨への付着部は「腱」で中央部がいわゆる「筋」という状態になっています。
テニス肘や腱鞘炎では腱に炎症が起こるため、筋部分に主にアプローチして全体を調整するのですが、今回のように筋部分にまで炎症があるとスムーズにはいきませんでした。
反省点としてはもっとあん摩マッサージや筋膜リリースを減らして、鍼の時間を長くすればよかったように感じています。
今回のように症状の強い場合の対応などさらに調査・研究したいです。
3か月ぶりに来室された50代女性患者様はマラソンをされていて、日曜日に100㌔マラソンに参加されるそうです。
そのため気になっている腰の痛みを解消したいとのお話でした。
そういえば前回もマラソン大会の前でした。
疼痛誘発動作をすると前後屈、回旋、側屈とそんなに強くはありませんが全ての動作で痛みが出ています。
走行時、脚を蹴り出す際に股関節を伸展させるのですが、疲れてくると腰を伸展させるようになることがあり腰痛を引き起こすことがあります。
特に腸腰筋や大腿四頭筋など股関節の前側の筋群の柔軟性は大切です。
あん摩マッサージと鍼灸治療中心に骨盤調整なども行い、症状は改善できました。
100㌔マラソン大変ですが頑張って下さいね。
この日来室されたのは不定期でご夫婦で通って頂いている30代女性患者様で症状は腰痛です。
主に前後屈動作と回旋動作で痛みが出ています。
疼痛誘発動作である程度目星をつけてあん摩マッサージや鍼灸を行い、施術後に症状を確認しました。
すると左側の痛みが残り、痛みの出る動きをしてもらいながら鍼をして痛みを取る運動鍼をしても取り切れません。
再度ベッドに寝てもらって電気鍼(低周波鍼通電)も行いましたが痛みが残ってしまいました。(当初の状態よりは楽になってはいます)
患者様もいつもとは少し違うのか翌日に内臓の検査を予約していたので、施術前にもう少し細かな問診や検査をしておけば結果は変わっていたかもしれません。
腰痛って当室では一番多い症状なので、安易に「また〇〇が原因」と決めつけてしまうことがあります。
そうならないように丁寧な問診や検査を心がけたいと思います。
5/26付「喘息の患者様の治療」でご紹介した患者様が2回目の治療で来室されました。
この方は喘息とアトピー性皮膚炎があり、前回時は息苦しさなど喘息症状を気にされていたので喘息中心で治療をし、主に呼吸補助筋など呼吸に関わる筋群や経絡を中心に施術しました。
前回以降の状態を伺うと①相変わらず息苦しさはあるが多少楽になった、②腕のアトピー性皮膚炎が少し改善したとのお話でした。
①を少しでも改善しようと施術したので嬉しい反面、ある意味当り前でもあります。
意外だったのが②です。
治療には時間的制約があるので、あれもこれも治療することは残念ながらできず前回は息苦しさの①の改善を狙って施術しました。
呼吸には鎖骨下の外側から腕にかけて走行する「手の太陰肺経」という経絡を中心にしたのですが、その部分のアトピーが改善していたそうです。
もっとも喘息もアトピーもアレルギー疾患で免疫が関与していて、東洋医学では先ほど紹介した手の太陰肺経が免疫と関係が深いんです。
今回は膝裏を中心にアトピー性皮膚炎が酷いとのことでしたので、下肢を意識した経穴や経絡をさらに加えて治療しました。
少しでも改善できるといいのですが・・・。
この日あさイチで来室された60代の女性患者様は5年前から不定期に通っていただいています。
あん摩マッサージとはりを10分ほど刺したままにする「置鍼」という手技をしていましたが、ある時膝が痛いということで初めて電気鍼(低周波鍼通電)を行いました。
ただこれが合わなかったらしく夜になって太ももの筋肉に痛みが出てしまい、それ以来鍼はしていませんでした。
今回は首肩周囲もつらいとのことで鍼灸治療をして欲しいとのことでしたので以前行っていた置鍼を中心に施術しました。
どんな治療法にも「その人に合うか合わない」があります。
電気鍼で言えばペースメーカーなどの心臓疾患や骨折などの腫脹や発赤、熱感が著しいケースなどはもちろん適応外ですが、それ以外にも心理的な影響など理由のはっきりしない場合があります。
特に電気鍼は鍼治療の中でも刺激が強めの施術法ですから、例えば神経質そうな方(この患者様のことではありません、念のため)などは個人的には向いていないと思います。
この患者様の治療をしていく中でこうしたことを改めて痛感しました。
元々この患者様にはずっと電気鍼は行っていませんでしたが、そこには私なりの直感みたいなものがあったからだと思います。
これからもこうした感性を大切にしたいと思います。
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