春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
先月の終わりから週1,2回ペースで通っていただいている60代の女性患者様の主訴はお腹の脹りです。
ガスが溜まっているそうで病院からは下剤なども処方されているようです。
こうした症状は東洋医学的な鍼灸治療を加えて行うのですが、やはり施術前の見立てが大切です。
この患者様は全身を触った感覚がとにかく「虚」なんです。
虚とは足らない、不足しているということで、東洋医学で重要な「気」「血」が虚なんです。
こうしたケースは先ずは脾胃(胃腸のこと)を整え、消化や吸収を改善することが大切だと考えて治療を行っています。
ここ最近は症状も多少は改善傾向になり、特に顔色や声の張りが良くなってきました。
食事の指導などもしているので、この調子で少しづつでも改善していって欲しいですね。
ゴールデンウイーク後から4回目の来室だった40代の女性患者様ですが、前回まではテニス肘メインでの治療でした。
ただこの日は肘はいいから腰を診て欲しいとのことでした。
実は前回時に「近々腰はMRI検査をするつもりなので施術はなし」とのことだったんです。
結局整形外科ではMRIはやらずに「内転筋の筋力低下が原因」ということで、理学療法士と内転筋のトレーニング中心の治療をしたそうですが、痛みが変わらないとのこと。
私が腰痛の患者様によく話すのが股関節との関係です。
腰が単独で動く動作はないので、一番近くにある大きな関節である股関節に関わる筋肉は腰痛の原因になり易いということです。
太ももの筋肉も股関節の重要な筋肉であり、その中で内転筋というのは「サボり筋」の代名詞です。
サボリ筋とはあまり働かない筋肉のことです。
ですから腰痛対策として内転筋のトレーニングは間違ってはいません。
ただ今ある腰痛の原因かといえば私の見解は違います。
今回のケースでは腰を反らせた際の痛みが顕著で、仰向けで寝ると腰が痛みます。
これは腰椎伸展に伴う椎間関節に問題がある可能性がありますし、痛みが左側で脚長差もあることから仙腸関節にも可能性があります。
治療としては①腸腰筋、大腿直筋など股関節前面の筋群を緩め、②骨盤を調整し、③腰椎の椎間関節を狙って鍼を行いました。
施術後は痛みは消失しました。
この状態が続けばいいなぁ・・・
この日は20代の男性患者様がともに右肩の痛みで来室されました。
1人は野球を、2人目はバレーボールをやっていて、それぞれ投球時、スパイク時に痛みが出ています。
私の見立てでは両者ともに腱板炎ではないかと思います。
腱板炎は肩関節のインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)のいづれかに炎症が起きて痛みが出る症状で、野球の投球動作、テニスのサーブ、バレーボールのスパイクなどオーバーハンドスポーツでよくある症状です。
原因は簡単に言えば「使い過ぎ」です。
でも同じスポーツをしていても上記した痛みがない人もいますよね。
違いはどこにあるのでしょうか?
答えはフォームです。
投球やサーブ、スパイクでは肩関節を捻る(外旋)だけではなく、体全体も捻って(右回旋)います。
ですから体全体の捻りが弱く、いわゆる「手投げ」「手打ち」になることで肩のインナーマッスルへの負担が増えることになります。
一見関係ないように見える肩の痛みと腰や股関節の柔軟性が大きく関係しています。
この日初診で来室された40代の女性患者様が高校3年生の娘さんを連れて来ました。
こうしたケースは予約はお母さんで患者は娘さんというのが多いのですが今回は違いました。
首肩のこりで治療を希望しているのはお母さんで、娘さんは鍼灸の学校への進学を考えているそうで今回同席しているとのことでした。
娘さんはスポーツの部活をしているそうで、部活きっかけで鍼灸師をめざす人は私の鍼灸学校の同級生にも数名いました。
私が鍼灸学校に入学したころは学校そのものが少なく、愛知県(というか東海地方で)で2校しかありませんでした。
しかも鍼灸とあん摩マッサージの両方の資格を取得できる学科は倍率が4~5倍もあり、結構難関だったんです。
ただその後規制が緩和され鍼灸や柔道整復師、理学療法士などの学校や学科が増えたので、当時と比較して入学しやすい環境にはなっていると想像します。(あん摩マッサージは増えていませんが)
早い話、鍼灸師にはなり易くなったけどあん摩マッサージ指圧師は相変わらず狭き門ってことなんです。
ここでちょっと複雑なのがあん摩マッサージ指圧師という国家資格です。
街には「揉みほぐし」「リラクゼーション」「整体」などあん摩マッサージと同じような施術をしている国家資格を持たない施術者が多いことです。(別に批判しているわけではありません)
例えばあん摩マッサージの資格を持たない鍼灸師って実際に鍼灸だけじゃなく、整体などマッサージと同じような手技を行っている方もいます。
また接骨院の柔道整復師も捻挫、打撲、肉離れなどの急性期の怪我への対応が保険で行える資格なんですが、実際にはあん摩マッサージと同じような施術をしています。
つまりあん摩マッサージ指圧師の国家資格って取得が難しいわりにはメリットが少ないと考える方が多いのも事実です。
ただ鍼灸やスポーツトレーナーなど様々な手技療法を行う仕事がありますが、あん摩マッサージ指圧ってやはりその基本だと私は思います。
また体の不自由な患者さまへの訪問治療もあん摩マッサージ指圧師が圧倒的に有利です(特に体力的に劣る女性施術師の働き方としても)。
ですからあん摩マッサージの理論や施術を3年間基礎から学べるのは将来役に立つと思います。
4/28付「お礼のメールをいただきました」で紹介した大学時代の同級生が無事ゴルフに復帰できたようです。
去年の秋に左肩を痛めてから1~2ヵ月に一度のペースで通っていました。
鍼灸はしないのであん摩マッサージやモビライゼーションなどでの施術でした。
ここ2回ほどは可動域もかなり広がってきていて改善傾向でしたが、ゴルフはどうなるか心配でした。
ただ円皮鍼という鍼のテープの良かったようで、痛みもなくゴルフができたそうです。
(これも大学時代の仲間でのラウンド)
先ずは趣味が再開できてホッとしています。
この調子で改善していけばいいなぁ・・・
腰痛にも幾つかタイプがあって腰の下(仙腸関節)に痛みがある場合は仙腸関節性腰痛が疑われます。
仙腸関節は半関節と呼ばれていて関節といっても殆ど動かず、動いても数ミリです。
基本的には仙骨と腸骨が靭帯で固められているのですが、この僅か数ミリの「遊び」が重要です。
今日の50代の女性患者様の腰痛は仙腸関節が固まっていることが原因でした。
こうしたケースではモビライゼーションという関節の滑りや可動域を広げる手技を行います。
特にこの患者様のように鍼灸をされないケースではとても有効で、無事症状も改善しました。
何度か通っていただいている患者様がお母さまを連れてきてくれました。
痛む場所はいろいろあったのですが、足首の痛みでしゃがめないというのが気になりました。
この方は日本舞踊をされているそうなのでしゃがめないのは大変ですよね。
当初左右の足関節周囲にアプローチしたのですがあまり変化はありません。
そこで発想を変えて膝周囲にアプローチすると症状が大幅に改善しました。
太もも前の大腿四頭筋のタイトネスやそれに伴う膝蓋骨(膝のお皿)の動きの悪さのため膝が曲がらず、足首に負担がかかっていたのが原因と考えられます。
まだ他にも痛む部位はあるのですが、1つ改善できてよかったです。
今日6月3日は私の62回目の誕生日でした。
この歳になると全く嬉しくありません。
そして体力の衰えなど老化を日々感じています。
ただ自営業の魅力は定年がないことで、健康であれば何歳でも続けることができます。
これからも健康に気をつけて、当面の目標は70歳までこの治療院を続けることです。
今後とも宜しくお願い致します。
1年半ぶりに来室された60代の男性患者様の主訴は左鼡径部の痛みとのことでした。
調べても股関節の動きでは症状が再現できません。
さらに話を聞くと鼡径部だけでなく太ももの前側にも痛みが出るそうで、立ち上がったり長時間立っていると痛むことがあるそうです。
私の見立ては大腿神経痛で、腰椎から出たこの神経は骨盤内で腸腰筋の間(大腰筋と腸骨筋の間)を走行するので、上記した動きで腸腰筋が働くタイミングで痛みが出るのではないかと考えました。
腸腰筋は正面から見ると内臓の奥にあるので、鍼をする場合10㎝弱の長い鍼を腰から打つことになるのですが、私は慣れている患者様にしか行いません。
この患者様には腸腰筋のリリースで対応し、患者様には腸腰筋のセルフケア方法を伝えて実践してもらうことにしました。
改善するといいなぁ・・・
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