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鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
この日初診で来室された40代男性患者様の症状は外くるぶし上部の痛みです。
営業のお仕事をされていて1万歩以上歩くそうなのですが、夕方ごろになると左右の外くるぶしの上あたりが痛むそうです。
オーバーユース(使い過ぎ)による症状であることは間違いなさそうですが・・・
足首周囲の炎症で思い浮かぶのは①アキレス腱炎、②腓骨筋炎、③足底筋膜炎、④コンパートメント症候群です。
場所的に③は真っ先に除外できます。
また④では好発部位は下腿の前外側部なのですが、もう少し上部に出る印象がありちょっと違う気がします。
そしてアキレス腱の内側に痛みがないことから①でもない気がします。
検査をしていくと外果の後方や下方にも圧痛があり、やはり腓骨筋の走行に沿って痛みがあるため②ではないかと考えて治療しました。
あん摩マッサージで臀部以下を中心に筋筋膜を緩めて、患部には炎症を抑えるため電気鍼(低周波鍼通電)を行いました。
その結果治療前にあった圧痛は消失しました。
患者様には①使い過ぎであること、②ストレッチやアイシングなどセルフケアが必要なこと、③市販のでいいのでインソールを試してもらうことの3点を伝えて終了しました。
少しでも楽になると良いですね。
日曜日のこの日、飛び込みで来室された60代女性患者様は起床後ぎっくり腰になってしまったそうです。
さらに数日後に心房細動の手術があるそうで、この状態では手術に耐えられないかもしれないとのことで、夕方に空いている時間があり治療することになりました。
当室ではぎっくり腰では患部(主に腰部)へのあん摩マッサージは避け、鍼(はり)による治療をメインにしています。
特に刺したはりに通電する低周波鍼通電をよく行っています。
ただし今回の心房細動ような不整脈の起こる心臓疾患では電気刺激は禁忌になります。
また患者様の要望であん摩マッサージも手術後まで避けてほしいということで鍼による治療で何とか痛みを減少させなければいけません。
どちらかといえば右側の痛みが強いということなので患部を上にした左側臥位にて施術をすることにしました。
一般的にぎっくり腰のように腰の痛みが強い場合は側臥位が一番楽な姿勢になります。
施術者としてはうつ伏せ(腹臥位)が施術し易いのですが、患者様が無理な姿勢で治療してもあまり効果は期待できません。
電気鍼(低周波鍼通電)が使えない状況なので痛みがどれくらい減少しているか心配でしたが、思ったよりも動けるようになっていたのでホッとしました。
患者様には今夜の入浴は控える、無理をせず場合によりコルセットを着用するなどを伝えて治療は終了しました。
先ずは心房細動の手術が上手くいくと良いですね。
月に1~2回来室いただいてる30代の男性患者様が約ひと月ぶりにおみえになりました。
症状はいつもと同じで首から背中にかけての痛みなのですが、どうやら先月後半から急性膵炎で入院していたとのことでした。
急性膵炎などの内臓疾患は手技療法の適用外で医療機関での治療が必要ですが、初期の段階では腹部痛以外にも腰や背中の痛みとして出ることもあるので鑑別のために知識が必要です。
こうした痛みを関連痛と言い、その内臓から離れた部位に痛みを出します。
一般的にこうした関連痛が知られています。
ただ私の臨床経験では胃疾患や胆石の関連痛はありますが、膵臓に関しては経験はなく知識として腰痛を感じることがあるくらいでした。
特に膵臓や腎臓、十二指腸などは腹膜後器官といって後方に位置しているため背中や腰の痛みとして感じることがあります。
ただこの患者様の場合は腰痛はあったそうですがそこまでひどくはなく、上腹部(みぞおち)の痛みや嘔吐がひどかったそうです。
原因として多いのは胆石とアルコールだそうです。
ただこの方の場合はアルコールは飲まないし胆石もなかったらしいので食生活ではないかと指摘されたそうです。
私も大酒飲みではありませんが、ほぼ毎日アルコールを飲酒するので休肝日をつくろうと思います。
2月11日付「股関節痛の治療」、3月3日付「股関節痛の治療のその後」で紹介した40代女性患者様が約1か月ぶりに来室されました。
まだ股関節の調子が悪いのかなぁと思っていたら今回は右肘のテニス肘で、股関節の状態を伺うと調子が良いとのことでした。
この方は登山が趣味なので、これが心配なくできるようになって本当に良かったです。
股関節痛にもいろいろ原因があり変形性股関節症や股関節のインピンジメント症候群、グロスペイン症候群などが知られています。
今回症状が改善できたのは主な原因が筋肉や筋膜にあったからで、関節軟骨や関節そのものに問題があればここまで改善はできなかったでしょう。
早期に適切な治療を行うことが大切で、時機を逃して慢性化してしまうと筋筋膜だけではなくもっと深部の関節包や関節そのものに問題が生じて治りにくくなってしまいます。
ちなみにテニス肘の治療もゼロではありませんが、かなり痛みが減少しました。
オーバーユースが原因なのでその旨を伝え、仕事などで難しいのであれば「テニス肘バンド」などを使用することを勧めて終了しました。
テニス肘も楽になるといいですね。
初診で来室された30代の女性患者様のお悩みは急な首の痛みです。
いわば「ぎっくり首」みいたいな感じです。
問診でお話を伺うとその他にも耳鳴り・難聴・めまい(メニエール病)や以前パニック障害だったらしく、その影響か心因性の頻尿もあることがわかりました。
今回鍼灸を受診しようと思ったのも首の痛みだけではなく耳鳴りや難聴もあったからだそうです。
とはいえ先ずは首の痛みを何とかしなければ・・・
腹診(お腹を触って診断する)で気がついたのはお腹が硬いこと。
かなりストレス下にあることと「瘀血(おけつ)」が疑われます。
瘀血とは血が流れが悪く滞った状態のことではりで刺したような激しい痛みが特徴です。
治療はあん摩マッサージで全身をほぐしながら筋肉の状態を把握した後鍼灸治療を行いました。
首の痛みを取ることが第一、加えて耳鳴り、難聴、瘀血やストレス状態を緩和するための調整も行いました。
治療後首の痛みはゼロではありませんが動きはかなり改善できたと思います。
ただ難聴など自律神経系の症状は中長期的な視点で体質を改善していく必要があることを伝えました。
またゆっくりと息を吐く深呼吸などのセルフケア法を伝えて治療は終了しました。
少しでも力になれるように私も勉強したいと思います。
昨夏以来2ヵ月に一度のペースで通って頂いている50代の女性患者様の症状は上半身のほてりです。
これはホットフラッシュと呼ばれ更年期障害の代表的な症状のひとつです。
この方は50代後半なので一般的な更年期の時期は過ぎてはいますが、個人差があるので更年期障害の可能性が高いです。
具体的には卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が減少することによるホルモンや自律神経のバランスの乱れが原因です。
末端の卵巣と卵巣に指示を出す視床下部や脳下垂体の上位組織があり、年齢と共に卵巣の働きが衰えるのですが、上位組織はすぐにそれがわからず卵巣に「もっと働け」」と指示を出します。
要はこの両者のトラブルが更年期障害です。
さて治療内容ですがこの患者様には首や肩のこり感が強くあり、特に首こりは自律神経の乱れに直結するのでまずはこれを取ることが重要です。
また自律神経を整える鍼灸治療を加えるのですが、更年期障害など年齢的な衰えからくる症状は生殖に関わる「腎」の衰えが原因になります。
東洋医学では「腎虚(じんきょ)」と言います。
この腎虚をベースに様々なツボ(経穴)を組合わせて治療を行いました。
直後の患者様の感想は「首肩が軽くなった、楽になった」でした。
これを機に症状が少しでも緩和することを期待しています。
半年ぶりに来室されたのは40代の女性患者様。
痛みではなく今回のように疲労感や多汗、不眠やストレスなどで体調が悪くなると当室に来室されます。
この日の症状は疲労感、頭痛、腹部の張り、背中の張り、下痢などです。
頭痛はおでこに痛みがあり、東洋医学では「陽明頭痛」になり脾胃(消化器系)が関係しているとされています。
また疲労感も脾胃が弱くエネルギー不足(気虚)の可能性があり、背中の張りも胃の反応点付近にあります。
これらのことから脾胃が症状を緩和するポイントになりそうです。
また首肩のこり感や新年度で上司が変わったそうで、こうしたストレスも影響していそうです。
治療では首肩から背中へのアプローチと脾胃と肝を整える鍼灸治療を中心に行いました。
1回の治療ですべて解決するわけではありませんが、体が軽くなったと仰ってみえました。
今までの経過では治療を機に体調が改善していくことが多かったので、今回もそうあって欲しいです。
国家資格のあん摩マッサージ指圧師は医師の同意があれば体が不自由で通うことができない患者様宅に訪問して医療保険で治療することができます。
今年から訪問している80代の女性患者様は左右の肩から腕の痛みがあり夜も眠れない、ふくらはぎのこむら返りなどで治療を始めました。
現在肩から腕への痛みはほとんどなくなり、下肢中心に治療をしています。
前回の治療時から「最近歩く際につまづかなくなった」と喜んでみえました。
医師の同意に基づく訪問治療はほとんどが高齢者で症状も脳梗塞の後遺症などが多く、ここまで顕著に改善がみられることはそんなにありません。
それだけにとても嬉しかったです。
これからも丁寧な施術を心がけてまいります。
約1年ぶり2回目の40代の男性患者様の症状はぎっくり腰です。
前日に腰に痛みが走り当日も特に座位から立ち上がる動作や体幹伸展・回旋動作で痛みが出ています。
痛みの出ている患部には炎症が起きていることが考えられるので施術は最小限にし、痛みをゼロにすることより少しでも動きやすくすることを目標にします。
通常ぎっくり腰ではベッドで横向けに寝る(側臥位)のが一番楽な姿勢なのですが、この方の場合痛みが出てしまいます。
うつ伏せ(腹臥位)の方が痛みがなく楽なのでこの姿勢で治療を行いました。
股関節周囲など腰以外の原因にはあん摩マッサージを中心に行い、痛みのある幹部へは電気鍼(低周波鍼通電)を中心に主に鍼(はり)での治療を行い、終了後動きを確認するとかなり楽になっていました。
ぎっくり腰の初回治療ではアプローチが限られるため、痛みが落ち着いた段階で再度調整が必要な旨を伝えて終了しました。
初診の60代男性患者様の症状は右股関節周囲~大腿外側部と右脛(すね)から足首のしびれや痛みです。
MRIの画像を持ってこられたので坐骨神経痛だと考えられます。
ただ坐骨神経が下部腰椎で圧迫される場合は膝から下にしびれや痛みがでることが多いので、右股関節周囲~大腿外側に関しては坐骨神経痛ではない可能性も考えられます。
(特に大腿外側皮神経の圧迫であれば今回の部位と合致します)
ただこの日一番気になっているのが右脛~足部であることから坐骨神経痛への治療を中心に行うことにしました。
仰向け(仰臥位)やうつ伏せ(腹臥位)では痛みが出るため、患側を上にした左側臥位で電気鍼(低周波鍼通電)をメインに鍼灸治療を行いました。
さすがに1回で痛みがゼロにはなりませんが、腰が伸ばせない状態だったのが改善され楽になったと仰っていました。
触ったり軽い圧迫でも痛みが出ることもあったので通電部位は主に右腰殿部だけにし、下腿部へは置鍼で行い、次回以降様子を診ながら施術方法を変更していく旨を伝えて治療は終了しました。
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