春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
先日初診で来室された50代の女性患者様の主訴は肩こりで、他にパニック障害やうつがあるとのことでした。
少し前に初めて鍼灸治療を受けたそうなのですが、施術者と合わなかったそうで当室に来られました。
先ずは時間をかけて患者様のお話を伺うことと、治療としては自律神経系の乱れと肩こり(特に首回り)は関連があるのと鍼灸が今回で2回目で経験が浅いというのが頭をよぎりました。
あん摩マッサージで全身の状態を確認しながらほくしてリラックスしてもらった後に鍼灸治療を行いました。
首肩周囲をメインにして、最後に東洋医学的な視点を加えて「肝」「脾」「腎」を整えることをイメージしてはりとお灸をしました。
少しでも体調が上向きになるといいですね。
当室には様々な症状でお悩みの患者様が来室されます。
この日は数か月に一度のペースで通って頂いている30代女性患者様で主訴は嘔吐、メニエール病、不眠、首肩のこり感などいろいろ不調があります。
今までは嘔吐が主訴だったのですが今回はメニエール病が加わったみたいです。
こういう不定愁訴の場合は東洋医学的な視点を加えた鍼灸治療を行いますが、私は東洋医学を中心に治療を組み立ててはいないので先ずはあん摩マッサージで筋筋膜を診ながら施術します。
従来の首肩のこり感に加えて今回は背骨沿い(脊柱起立筋)やお腹の硬さが気になりました。
こうした部位と東洋医学的な「肝」「脾胃」「腎」を整える経穴を中心に自律神経を調整する鍼灸を行いました。
腰痛などと違いその場で変化が出ることはありませんが、少しでも改善していればいいなぁと思います。
この日初診で来室された60代の男性患者様は脚を引きずりながら入室されました。
お話を伺うと「坐骨神経痛で左脚が痛む」とのことで、病院には行ってはおらず接骨院で坐骨神経痛といわれたそうです。
痛む場所を聞くと「左のお尻、鼡径部、太ももの前」とのことで、これは明らかに坐骨神経痛の支配領域ではありません。
特に左鼡径部から大腿四頭筋にかけての痛みであれば大腿神経痛が疑われます。
坐骨神経痛でありがちな下肢後面から足部にかけての痛みがありませんが、大腿神経痛であれば臀部痛は出ないので、少なくとも大腿神経以外にも原因はありそうです。
鍼灸治療を希望されていましたが初体験とのことでした。
治療としては大腿神経が腰椎から出るL2~L4と患部を狙い電気鍼を行いました。
下肢神経痛の治療では1度の治療で大幅に痛みを減少できるケースもあるのですが、今回は思ったほど緩和することができませんでした。
ただ痛み方が通常の下肢神経痛とは違い酷かったので、こうしたケースでは先ず整形外科で画像診断をすることを勧めました。
ここまで痛みが強いと投薬やブロック注射など一時的にでも痛みを緩和する処置が必要で、お話では痛みで夜もあまり寝ることができないそうです。
私も狙った部位が少しずれていた可能性もあるので、再度勉強して確認したいと思います。
顔面神経麻痺の鍼灸治療において悩むのが電気鍼(低周波鍼通電)をするか否かです。
顔面神経麻痺では発症から3か月経過しても回復しない場合、6か月目以降に「共同運動(異常共同運動)」が生じる可能性があります。
これは「まばたきで口角が上がってしまう」とか「口の開閉で目が動いてしまう」といった異常な運動のことで、言ってみれば神経の混線です。
瞼を動かす顔面神経の枝と口を動かす枝が再生する過程でつながってしまうことで起こります。
異常な共同運動の原因として挙げられているのが無理なリハビリで、早く治そうと無理に顔の筋肉を動かしたりすることは良くないとされています。
実は従来の見解では「顔面神経麻痺への低周波通電は共同運動を誘発する可能性がある」というもので、私も顔面神経麻痺治療に電気鍼は取り入れていませんでした。
ただ近年はその見解も変わりつつあって、積極的に取り入れる鍼灸院も増えてきました。(3か月通った鍼灸院でも電気鍼をしていたそうです)
電気鍼は2本の刺した鍼に低周波を流す治療法で、電気刺激で筋肉がピクピクと動きます。
これにより筋肉がほぐれ、血流が改善するだけではなく、愿部への電気刺激で脳が感じている痛みを抑制することで痛みを和らげる効果があります。(顔面神経は運動神経で痛覚には関与していないため、顔面神経麻痺では鎮痛効果は関係ないことになります)
ここで低周波治療について考えてみます。
従来顔面神経麻痺治療に良くないとされていた低周波治療って電気鍼だけではないと考えられます。
例えば整形外科や接骨院では皮膚の上にパットなどを貼って通電します。
つまり①皮膚の上から、②ある程度の広い範囲に通電することになるので、個人的にはこの刺激が他動的な無理な動きに当たる可能性がありますよね。
ただ電気鍼の場合は①直接筋肉を、②ピンポイントで狙うことが可能です。
顔面神経には何本かの枝があるのですが鍼であれば個別に狙うことができるので、混線は起きないとは言えないものの従来の低周波治療よりは起きにくいことが想像できます。
私は今回の治療では微弱電流での電気鍼を行うことにしました。
微弱電流はごくごく弱い電気を流す治療法でピクピクを筋肉が動くことはなく、組織の再生に効果があると言われています。
今後も慎重に判断したいと思います。
初診で来室された80代の女性患者様のお悩みは顔面神経麻痺です。
顔面神経麻痺は顔の表情を作る筋肉(表情筋)を支配している顔面神経が何らかの原因で麻痺してしまい、表情筋を動かすことができなくなります。
左右どちらか一方に起こり、口角が下がり飲み物を飲むと漏れてしまったり、眉毛が下がって視野が狭くなったりします。
容姿にも変化があるのでストレスが大きくなります。
この患者様の場合は耳下腺腫の手術後に症状が出たそうで後遺症の一種と考えられますが、多くが徐々に回復するとされています。(顔面神経は耳下腺を貫いて走行している)
3か月別の鍼灸院に通ったそうで、口角が下がっていたのはある程度戻ったんですが目尻が下がっているのは改善していないとのことでした。
耳下腺は耳たぶの前、顎の後ろあたりにあっておたふくかぜで腫れるのが耳下腺になります。
初回の治療は顔面神経の走行と耳下腺の位置を参考に鍼灸治療を行いました。
何とか改善できるようにいろいろ調べているところです。
1、2ヵ月に1度くらいのペースで通って頂いている60代の男性患者様から「右脇から背中が痛い」との連絡がありました。
この方は首肩や右肩のこりや痛みで来室されているので、その延長上の症状だと電話口では思いました。
ですが実際に診てみると脇から随分下がったところに圧痛があり、場所的に肋骨骨折(または痛めた)、肋間神経痛の可能性が高くなりました。
問診などでは骨折につながるような原因が見当たらないので肋間神経痛ではないかと考え治療を行うことにしました。
肋間神経は背骨の際(きわ)から肋骨と肋骨の間を走行していて左右12本づつありますので、痛みの出ている部位から何番目かを特定する必要があります。
そして治療のポイントは肋間神経が始まるところ、つまり背骨の際です。
もちろん痛みの出ている部位にもアプローチはしますが鍼で狙うポイントは上記した部位になります。
先月23日に書いた「右母指腱鞘炎の治療」の女性患者様のその後です。
実は数日後に娘さんも来室して頂きました。
多分ですが娘さんに「良かったよ」とか言ってくれたんじゃないかと思います。(想像ですが)
治療家の端くれとしては痛みがある程度減少した時も嬉しいのですが、今回のように来室された患者様が別の患者様を紹介してもらうこともとても嬉しいです。
治療にある程度満足してもらったことがベースにあると思うからです。
特に回数券を販売したり、治療後のクロージングトークで次回予約などの営業トークを一切しない当室にとってとてもありがたいことです。
これからも目の前の痛みと向き合って、少しでも減少できたらと思います。
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