春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは「体を横に倒すと痛い腰痛」(側屈型腰痛)について考えてみたいと思います。
腰痛でお悩みの患者様の訴えとしては「前屈(前かがみ)」や「回旋(左右に捻る)」が多いでが、よく評価してみると側屈で痛みの出るケースも結構あります。
特に回旋と側屈が同時に起こることが多いです。
日常動作では体を捻る際に側屈が同時に起こったり、膝や股関節など下肢に問題があると代償動作として体幹の側屈が起こるケースもあります。
日常操作では体操やストレッチでもしなければ体を横に倒す動きはあまりありません。
でも横向きに寝ている時や脚を組んで座っている時など、知らず知らずのうちに体幹を側屈しています。
もっとも横向きで寝ても途中で寝返りで動くので問題はありませんが、長時間脚を組んで座っていれば脊柱の椎間関節や椎間板に負担がかかり腰痛の原因になります。
また股関節や膝の手術やケガ、筋バランスの乱れによって左右の肩や骨盤の高さが平行でないケースでは代償動作によって脊柱が側屈します。
これは歩行時にも起こります。
そして脊柱は回旋(体を捻る)する際は同時に側屈し、側屈の際には回旋します。
これをカップリングモーションと言います。
詳しい説明は避けますが「体の回旋と側屈は同時に起こる」ってことです^^
特に側屈痛では回旋の可動域を広げることも必要になります。
体幹を側屈させる際には以下の2つの動きが重要になります。
前後屈や回旋と同様に腰の上下にある胸椎や骨盤の動きがカギになります。
特にスポーツにおいては大きな動きに欠かせない骨盤(股関節)がとても重要です。
これは自分で試すとよくわかりますよ。
明らかに動きが違いますよね。
起きている時間の80%が猫背姿勢になっているという報告を目にしたことがあります.
猫背は胸椎が後弯して生理的湾曲といわれるS字カーブが崩れているので胸椎の動きも正常な状態よりも負担が増します。
また脊柱起立筋や広背筋といった背中の筋肉は伸ばされたままです。
側屈動作にはこれらの収縮や弛緩が必要なのですが、日ごろから伸ばされっぱなしで柔軟性や筋力が低下しています。
特に胸椎には肋骨があり胸郭を形成し、肩甲骨~上肢や骨盤とも筋肉で直接つながっているので動きが制限されやすいんです。
胸椎・胸郭の可動性が低下すればその分腰椎で代償することになり腰痛につながります。
体幹の側屈動作では骨盤が反対側にスライドすると大きな動きになります。
骨盤のスライドは股関節に外転(外に開く)と内転(内側に閉じる)という反対の動きが左右で同時に起こることで可能になります。
例えば左方向へのスライド(右側屈)では
こうなります。
この時の筋肉の働きは
こうなります。
代償動作とは本来の動きに必要な機能以外の機能で補う動作のことです。
側屈で代償する代表的な動きは五十肩です。
肩関節痛で腕が上がらないので、脊柱を側屈させて補います。
ここまでのことを踏まえて、回旋で痛い腰痛の原因を考えてみたいと思います。
体幹の回旋には以下の2つの働きが特に重要になります。
まずはこれらの動きをしっかりとチェックする必要があります。
特に「ラテラルライン」という体の横を走行する筋膜ラインが重要になります。
側腹部の表層にあるのが外腹斜筋で、その奥にあるのが内腹斜筋です。
この2つの筋肉は体幹の側屈動作貢献度1位と2位です。
まず外腹斜筋は第5~12肋骨の外側から骨盤とお腹に付着し
例えば左外腹斜筋は右回旋と左側屈に働きます。
それに対して内腹斜筋は骨盤とお腹から第10~12肋骨の外側に付着し
左内腹斜筋は左回旋と左側屈に働きます。
側屈動作では反対側の腹斜筋の柔軟性が重要になります。(右側屈なら左の腹斜筋)
また腹斜筋を含む腹筋群は運動不足などで機能が低下しているケースが多いので、鍛えることも必要です。
腰の奥にあるのが腰方形筋です。
腸骨稜から第12肋骨に付着し
こんな働きがあります。
側屈に限らず、腰痛には必ず関係するのが腰方形筋です。
ですから
体幹の側屈では骨盤が反対側へスライドします。(右側屈なら骨盤は左へ)
骨盤のスライドは左右の股関節が外転と内転という反対の動きを同時に行うことで可能になります。
特に側屈側の外転が重要で、股関節の外転には大臀筋、中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋などが働きますが、その中でメインとなるのが中臀筋です。
腸骨稜沿いから大腿骨の大転子に付着して股関節の外転に働きます。
実は中臀筋はとても重要で(重要じゃない筋肉なんてありませんが・・・)
骨盤を平行に保つ際に働きます。
例えば歩行時には片脚で立っている時がありますが、その時上げた脚側の骨盤が下がらないように立っている側の中臀筋が作用しています。
ですから
これをトレンデレンブルグ徴候といいます。
上のイラストの説明
日常の代償による側屈動作によって脊柱に負担がかかっていることが側屈痛の大きな原因です。
太ももの内側にある内転筋群はその名の通り股関節の内転動作に関わります。
日常動作ではあまり使われないことが多く、萎縮して硬くなり柔軟性も低下しているケースが見受けられます。
筋膜ラインには様々なものがありますが、側屈に一番関係するのがラテラルラインです。
首から足まで体の横を走行し
こうした働きがあります。
特に大腿筋膜張筋ー腸脛靭帯ー腓骨筋というお尻の横から下肢外側への筋肉は硬くなっている方が多いんです。
ここの硬さは骨盤のスライドに影響して、側屈時の制限因子になりやすいです。
姿勢が腰痛の原因になることはわかりますよね。
特に不良姿勢では「縮んだままになっている部分」(短縮固定)と「伸ばされたままになっている部分」(伸張固定)があるため姿勢が乱れています。
例えば猫背では短縮固定が大胸筋や小胸筋などの胸の筋肉、伸張固定が背中の大小菱形筋や脊柱起立筋になります。
また反り腰では短縮が股関節前側の腸腰筋や大腿直筋、腰部脊柱起立筋で伸張が大臀筋やハムストリングス、腹直筋などになります。
こうしたそれぞれの姿勢特有の筋バランスの乱れで脊柱の生理的な湾曲が崩れると椎間板や椎間関節への負担が増大して側屈痛につながります。
鍼灸マッサージ室ゆうせんでは治療で一番大切なのは原因を見つけることだと考えています。
そのため施術時間以外に最大で30分程度お時間をいただいて、しっかりと評価しています。
この時点で主な原因が「腰から上にあるのか?」「骨盤から下にあるのか?」を判断します。
そして誘発動作という評価法を使い、痛みの原因を見極めています。
当室は鍼灸やマッサージを中心に筋膜リリースや運動療法、ストレッチポールなど痛みに応じた様々な手技を用いて施術しています。
マッサージは一番気軽に受けていただける施術方法でリラクゼーション効果も高いです。
特に姿勢のところで説明した「短縮固定(縮んだままの筋肉)」へのアプローチに適しています。
ただし「伸張固定(のばされたままの筋肉)」へは十分ではありませんので、運動療法などを加えていきます。
当室は「あん摩マッサージ指圧師」というマッサージの国家資格者による施術です。
鍼灸はマッサージと比べると苦手な方もいて少しハードルが高いですが、鎮痛効果が高いです。
特に「短縮固定」された筋肉を緩めるだけではなく、低周波鍼通電法(電気鍼)では伸張固定された筋肉を収縮させることができるので治療効果が高くなります。
筋肉を包んでいる筋膜へのアプローチを主な目的にしているのが筋膜リリースです。
当室ではツールは使わず手指や手のひらで行います。
しわになった筋膜を伸ばしたり、癒着している部分をはがしたりする手技で、マッサージと似たような手技もあれば、筋膜のつながり(筋膜ライン)を使ってアプローチする手技もあります。
マッサージの効果をより高めるために行っています。
姿勢の乱れが大きいケースや胸椎、胸郭などが原因のケースではストレッチポールを用いた治療を加えていきます。
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