春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
夕方くらいから右の手首が痛くなって、ペンも握れないという中年の男性患者様が初診でおみえになりました。
趣味でバドミントンをされているそうですが前日までは全く問題なかったとのこと。
手首周辺の痛みとして代表的なのは手根管症候群や腱鞘炎(ドケルバン病)、その他にも指への神経圧迫などが思い浮かびます。
ただいろいろ検査したり話を伺うと、そのどれにも当てはまらないんです。
力は入らないんですがしびれはなく神経圧迫や手根管症候群ではなさそうだし、部位的に腱鞘炎でもなさそう。
基本手首を背屈すると痛みが強く、親指から小指まで個別に背屈させても痛みは出ます。
手関節背屈痛では手根骨が原因の可能性があり、疼痛部位もそのあたりにあるため調整しようとしたのですが押圧すると痛みがありできそうにありません。
正直どうやって治療するか悩みましたが、まずは前腕伸筋群の筋肉の滑走を良くするために個々の筋肉にあん摩マッサージや鍼灸でアプローチしました。
施術して動きや痛みを確認する作業を何度か繰り返して、痛みはありますが指の動きは改善しました。
来室時にはペンも握れなかったのですが、会計時にお札を数えることができるようになり患者様も喜んでいました。
帰宅したら念のためアイシングをしてもらい、もし翌日以降痛みや動きが戻ってしまうようなら整形外科を受診するように伝えて治療は終了しました。
この日初診で来室されたのは50代の男性患者様でぎっくり腰です。
5日前に発症し病院で痛み止めを処方されるも3日前に再び痛めたそうで、動けるようにはなったけどまだ痛いとのお話でした。
動きを診ると特に屈曲動作での痛みが強いようです。
ぎっくり腰治療では初回で痛みを取り切るというより、痛みを少しでも減らして動きやすくすることを目標にします。
多少痛みが残っていても患者様が「来た時よりも楽になった」と感じているなら、初回はそれで終わりにしています。
ぎっくり腰では患部に炎症があることが多く痛み取り切ることが難しいことと、深追いするとその過程で再び痛めてしまうことがあったからです。
今回ははり治療が初めてなので、普段のぎっくり腰治療で行う電気鍼(低周波鍼通電)は行いませんでした。
治療終了後動きを確認すると痛みも減少し前屈動作も楽になっていました。
患者様にはしばらくは無理しないことやコルセットの着用を伝えて終了しました。
このまま痛みがなくなればいいですね。
今年6月23日付「足関節後遺症(?)の治療」で紹介した50代の男性患者患者様のその後です。
あれ以降右足関節は調子が良かったそうなのですが、先日会社のイベントでフットサルをやった後痛みが出て昨日は歩けないくらいだったそうです。
今日はかなり痛みは治まってきてる様子なのですが歩行時には痛みがあります。
右足関節の動きを検査すると背屈動作や外返し動作で前面からやや外寄りに痛みが出ています。
圧痛の位置や動きなどから足関節インピンジメント症候群ではないかと考えて治療を開始しました。
足関節前面の奥には脂肪体という組織があります。
これは膝関節周囲にも存在していて、痛みのセンサーが豊富なので負荷がかかると痛みの原因になりやすい組織です。
脂肪体や長趾伸筋腱、長母趾伸筋腱などの柔軟性や滑走性を高めるためあん摩マッサージや運動療法を行った段階で痛みを確認しました。
この段階でほとんど痛みはなくなっていたので右脚全体をあん摩マッサージしたのち、足関節に関わる筋肉に電気鍼(低周波鍼通電)を中心に鍼灸治療を行い治療は終了しました。
患者様も「嘘みたいに楽になった」と喜んでみえました。
毎回このように治療結果を出せればいいのですが・・・^^
この日初診で来室されたのは40代の女性患者様で3日前から片頭痛とめまい、吐き気があるとのことでした。
今までも別々に起こることはあったそうですが同時に起こることはなく今回が初めてだそうです。
ただ片頭痛は緊張性頭痛とは異なりめまいや吐き気などの随伴症状を伴うことが知られているため、少しでも不安を減らすためまずはこの点を説明しました。
また脳神経外科で画像診断を受けたそうですが異状なしで鎮痛剤を処方されただけだったそうです。
これについても近年は片頭痛用の治療薬として効果が高いトリプタン系製剤があるので、頭痛外来など原因のはっきりしない頭痛を親身になって診察してくれる医療機関にかかることを勧めました。
そして片頭痛は血管が拡張することで神経を圧迫して起こるとされているため、痛みのある時の飲酒や入浴も控えるように伝えました。
治療は以下に注力して施術しました。
特に頭痛の出ている前額部や目の奥は三叉神経1枝の領域ですが、後頭部や首後方の神経線維とリンクしているため頚肩部の緊張が前額部に影響することが考えられます。(大後頭神経三叉神経症候群)
そのためしっかりと頚肩部の筋緊張を緩めるように注力しました。
治療後にはスッキリして軽くなったと仰ってみえました。
早く楽になるといいですね。
この日約3か月ぶりに来室された50代女性患者様は前回めまいの治療を行っていました。(今回は別の症状)
前回以降の経過を伺ったところ、徐々に症状がなくなっていったそうで現在はほとんど気にならないとのお話でした。
ホッとしました。
めまいの他にも首肩の筋緊張がすごくて、また体質的に寝汗やほてりなど熱を持ちやすい「陰虚」という状態でしたので、こうした点を考慮して治療を行っていました。
めまい治療はケースバイケースなのですが、この方の場合は首肩などの筋緊張を緩和して「肝」「腎」を中心に自律神経を整えました。
今回めまいが改善したのは当室での治療以外にも様々な要因があると思いますが、少しでも貢献できてうれしかったです。
今後もより精進したいと思います。
鍼灸マッサージ室ゆうせんにはぎっくり腰(急性腰痛)でおみえになる患者様も多いです。
この日も初診で来室された30代の男性患者様は痛みからか腰を曲げて歩いてみえました。
座位もつらいので側臥位(横向き)で治療を行うことにし、腰以外の関連部位にあん摩マッサージ、腰には電気鍼(低周波鍼通電)を行いました。
体勢を変える動きでも痛みは出なくなったみたいで「この調子ならある程度痛みは減るだろう」という感覚でした。
しかしこの後がまずくて、ベッドから起き上がる際に痛みが出てしまいました。
時間をオーバーして何とか痛みを減らそうとしましたが次の予約もあり、痛みをあまり減少することなくお帰りいただくことになってしまいました。
ぎっくり腰治療では一通り治療が終わってベッドから起き上がる際にはいつも注意しているのですが・・・。
今回は私が中途半端に手助けしようとしたのがいけなかったのではないかと思います。
もちろんこれはケースバイケースですが、今回は患者様のペースでおまかせした方が良かったのかもしれません。
今後の教訓にしたいです。
この日初診で来室されたのは50代の男性患者様で主訴は顔面神経麻痺です。
開業して4年半ほどですが3例目です。
顔面神経麻痺は多くがウイルスが原因(ベル麻痺)で突然発症し完治まで時間がかかるので、医療機関での治療と並行して定期的に鍼灸治療を受けると効果的なことが多いです。
当室での過去の2件では、一人は4、5か月ほど定期的に通われある程度回復して終了しましたが、もう一人は2回ほどで通わなくなってしまいました。
早く結果を求めてしまうのですが顔面神経麻痺に関しては焦らず治療を続けることが大切だと思います。
施術内容は顔面神経の走行に沿って鍼を刺し(20本ほど)15分程度刺したままにします(置鍼)。
併せてお灸も行います(温灸)
そして頭部への血流を良くする観点から頚肩部へのあん摩マッサージ(場合により鍼灸も)も行っています。
1~2ヵ月毎に来室される同じ年生まれの男性患者様は従来は腰痛や首回り中心に治療しています。
この日は右腕にしびれがあり、夜はうずくようで眠りが浅いとのお話でした。
首を動かすと右腕にしびれが走るため頚椎や椎間板によるものが、筋緊張によるものかを鑑別する必要があります。
ジャクソンテスト、スパーリングテストという徒手検査が陰性で、バイクで胸の高さまであるハンドルを握っているとしびれが出るというお話から筋緊張によって神経が圧迫される胸郭出口症候群の可能性が高くなりました。
ただ胸郭出口症候群には①斜角筋症候群②肋鎖症候群③過外転症候群(小胸筋症候)があり、圧迫される場所が違います。
首を上に向けてそのまま右を向くと右腕にしびれが出る(アドソンテスト)ことから斜角筋症候群が疑われますが、鎖骨下や小胸筋部を軽くマッサージしてもしびれが出る状態でした。
治療としてはあん摩マッサージで首から肩甲骨や鎖骨周辺の筋緊張を緩和し、斜角筋を中心に電気鍼(低周波鍼通電)を行い、一旦は当初の痛みやしびれは消失しました。
ただなぜ急にこのような状態になったのか疑問でしたので伺ったところ、仕事から帰って寝床に行く前に座椅子で寝てしまう習慣がここ2週間ほど続いていたそうです。
どうやらこの不良姿勢での就寝が原因だと考えられます。
もし神経に傷かついてしまうと仮に原因を取り除いたとしても痛みやしびれが残ることがあるので、不良姿勢での就寝をすぐに止めるように話をしました。
また今後もしびれが出るようなら念のため整形外科でMRI検査などを受けてもらうよう伝えて治療は終了しました。
このまま症状が治まってくれるといいのですが・・・。
月一ペースで通われている30代の男性患者様の症状は首~背中~腰が中心ですが、ふくらはぎや足の裏にも痛みがでることがあります。
そのため毎回最後に足底筋膜炎のはり治療をしています。
徐々に楽にはなっているのですが違和感がなくなるというわけではありませんでした。
しかし今回来室された際に「足の裏が楽になった」とのことでしたので経緯を聞いてみました。
どうやら偶然ネットで足底筋膜炎用の足底板をみつけて購入したところ大幅に改善したとのお話でした。
この方は立ち仕事なので負担も大きかったのだと思います。
今回の足底筋膜炎に限らず膝の痛みなども場合により足底板によって症状が改善することがあります。
私の経験では足首から下に関する痛みなどは今回の足底板やインソールの他にも、履物を変えただけでも症状が改善した例があります。
最近はクロックスのように靴とスリッパの中間みたいな履物が多くなりましたが、健康のことを考えると足にしっかりとフィットした履物がベストです。
ここのところ膝の半月板損傷と診断された患者様が2名来室されました。
50代男性患者様と60代女性患者様で前者は趣味で登山をされており、後者は仕事で膝をつくことが多いとのお話でした。
半月板損傷の症状は曲げ伸ばしの際のクリック音や引っかかりでひどくなるとロッキング(動かなくなる)や痛み、腫脹などです。
両名ともまだ初期で軽症の部類に入るので治療やリハビリで症状の改善が可能です。
まずは膝への負担を減らすことで、ウォーキングより自転車こぎや水中ウォーキングの方が膝への負担が少なくなります。
また膝の動きに大きく関わる太ももの前側にある大腿四頭筋の筋緊張の緩和と筋力アップは半月板に限らず膝全般の症状の改善には欠かすことができません。(イラストのパテラセッティング参照)
また外側半月板には膝裏にある膝窩筋が、内側半月板には太ももの裏の内側にある半膜様筋がそれぞれ付着していますのでこれらの緊張緩和も重要です。
治療では上記した内容に加えて膝の曲げ伸ばしには膝蓋骨(膝のお皿)の動きが欠かせませんからこうした点にも注力しています。
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