春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
初診で来室されたのは60代の女性患者様で、当初の夕方の予約をつらいから早めて欲しいとの連絡がありました。
症状は右肩、肩甲骨から腕へのだる痛さで、特に肘周辺がつらいそうです。
話を伺い動きをチェックすると、少なくともテニス肘などの局所の炎症ではなさそうです。
また右腕を挙げるとつらいとの症状から過外転症候群を疑い小胸筋を緩めると痛みは減少しましたが、まだ上腕部の痛みが残っています。
首がほとんど伸展できないような状態だったので首の動きを改善するよう施術し、最初よりは可動域が広がりましたが上腕部の症状は残っています。
今回は指先にしびれなどがなく肘の少し遠位までなので、腋窩神経や筋皮神経などを意識して治療を行いましたが痛みは残りました。
患者様は当初よりはかなり楽になったと仰ってみえましたが、残る可能性として首のC5神経の圧迫があることを伝え医療機関で画像診断を受けることをお話しました。
C5神経は主に上腕部までの分布なので肩から上腕部への症状にも当てはまるからです。
電気鍼などでのアプローチもあるのですがはり治療があまり得意そうではなかったので軽めの施術にしました。
痛みが取り切れなくて悔しいなぁ・・・
大体月一ペースで通って頂いている40代の男性患者様のこの日の症状は背中の痛みです。
詳しく伺うと前日に物を取ろうと体を捻った際に左の背中に痛みが走ったとのことでした。
動きをチェックすると体幹の前後屈、左右回旋で左の肩甲骨の下から腰の上に痛みが出ているので、「ぎっくり腰」ならぬ「ぎっくり背中」だと思います。
痛めて2日目で急性期、痛みの強さからあん摩マッサージやお風呂などで温めることは避けた方がよさそうです。
ただ前日に比べると痛みは引いてきているということで、こういう場合は徐々に痛みが引いていくことが多いです。
治療としては痛みの出ている患部へは電気鍼(低周波鍼通電)を周波数を変更し、通常よりは少し長めの15分行いました。
急性期痛(一次痛)は患部に炎症があり、神経伝達も太いAδ繊維によって優先的に脳に伝えられるためにすぐに痛みがなくなることはありませんが、治療によって治る過程を早めることができます。
過去の例から翌日や翌々日に痛みが楽になるケースが多いです。
早く楽になると良いですね。
最近は2ヵ月に一度くらいのペースで通っていただいている30代男性患者様の症状は首の痛みです。
ただ今回は中1週間での通院で「左の首肩が前回よりも痛い」とのことでした。
動きをチェックすると首の伸展痛(上を向く)は消失しているのですが屈曲(下を向く)と右回旋での痛みがあります。
代表的な筋肉である僧帽筋上部繊維と肩甲挙筋をサッと緩めても症状に変化がないことから、菱形筋、板状筋、後頭下筋群あたりでやってみると楽になるようです。
ただ前回もそこにははり治療をしているので今回は私が鍼灸治療の参考にしている木下晴都著「最新鍼灸治療学」(医道の日本社)を見て、はりを刺す方向を変えて行いました。
終了後動きをチェックするとまだ痛みはありますが、痛みの出る動きをしてもらいながら鍼をする運動鍼を行い、さらに痛みは少なくなりました。
前回よりは手ごたえを感じたので、これで楽になってくれればいいなぁ。
月に1回ペースで通って頂いている30代の女性患者様。
普段は首肩(特に右)の痛みですがこの日は右肩甲骨の内側が痛いとのことでした。
首や右肩を動かすと痛みが出るだけでなく、何もしなくても痛みがあるそうです(安静時痛)。
いろいろ動きをチェックすると、右の耳の下あたりを押さえると右肩甲骨に響くなどから肩甲背神経の圧迫ではないかとの仮説を立てました。
肩甲背神経は首の横にある斜角筋(中斜角筋)を貫通して肩甲骨内側へ走行しているので、耳の下を圧迫して背中に響くや安静時痛も説明がつきます。
右側頚部を中心に肩甲背神経を意識してあん摩マッサージとはり灸を行い背中の痛みは消失しましたが、右首のつっぱった感覚がなかなか取れず手こずってしまいました。
もう少しスムーズに痛みが取れるようにしたいですね。
去年の12月18日付「首を動かすと響く頭痛」のその後の経過報告です。
約1か月ぶりに来室されその後の経過を伺うと「治療後はすごく楽になった」とのことで、それを聞いてホッとしました。
この時の頭痛は多分後頭神経痛だと思うのですが、この疾患は痛みが強く筋肉で神経が圧迫されることで発症します。
そのため原因となる筋肉を緩めてあげれば痛みは治まることが多いです。
そして今回は左肩関節の痛みですが、肩関節の動きに大きく関わっている三角筋の下にある「三角筋下滑液包」または「肩峰下滑液包」の炎症だと思われます。
肩関節の痛みの原因になりやすい肩関節のインナーマッスル(回旋筋腱板)ではなく上腕二頭筋が関連していると思われます
あん摩マッサージとはり治療を行い、少し痛みは残りましたが可動域は広がりました。
このまま痛みが治まってくれるといいのですが・・・
2024年元旦に起こった能登半島の地震。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
東日本大震災の時にも感じたのですが「あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師として何ができるだろう?」ということです。
避難所の方々に施術して少しでも楽になっていただければ・・・
ただ何とか一人で暮らすことができる程度の小さな鍼灸マッサージ院では長期間休んでボランティアする経済的余裕がありません。
東日本大震災の時は開業はしていませんでしたが正社員という契約形態ではなく、5人でローテーションして休んでいたので経済的にもローテーション的にもできませんでした。
ですからせめて募金することくらいしかできません。(少額ですが・・・)
一刻も早い復旧と復興を願っています。
1月9日の「ぎっくり腰が楽になった」のその後です。
私の感覚では治療後動きも改善してある程度ご満足いただけたのではないかと思っていましたし、患者様もその時点ではそうだったと思います。
ただその患者様がGoogleに口コミを投稿してくださったのですが、それによると帰宅後はそこまで痛みが引いていなくて残念な気持ちになったそうです。
そして一晩寝たらすごく楽になっていたとのことでした。
治る過程は様々なので一晩寝たら良くなることもあるかと思いますが、私が気になったのはやはり帰宅後あまり痛みが引いていなかったという点です。
発症後間もないぎっくり腰の初回治療では痛みが強く(炎症が強い)、動きが制限されているため少しでも動きを改善することを目標にします。
ですからあえて深追いして痛みを取ろうとせず、動きがある程度改善した時点で初回治療は終了しています。
これは私の経験から学んだことで、こうした方が予後が良いんです。
ただ今回はこの点が説明不足だったのではないか、そしてやり方によってはもう少し痛みを軽減できたのではないかと反省しています。
こうしたことを次回の治療に役立てていきたいです。
この日初診で来室されたのは30代男性患者様で症状はぎっくり腰です。
実は前日に連絡を頂いたのですが予約が埋まっていて今日来ていただきました。
特に前後屈で痛みが強く、痛みの出ている部位も下部腰椎上もしくは仙骨上です。
念のため圧迫骨折の徒手検査をしましたが陰性でした。
いろいろ動きを診ると仙腸関節の動きが硬いので調整すると可動域が広がりました。
後は側臥位で患部以外をあん摩マッサージし、鍼灸は初めての患者様でしたが電気鍼(低周波鍼通電)を行い、痛みや動きもかなり改善でき患者様も喜んでみえました。
この方は日ごろからスポーツジムで筋トレを行っているそうなのですが
こうした点を伝えて少し日ごろのトレーニング内容を見直してもらうようにアドバイスして治療は終了しました。
トレーニングは一生懸命されているのですが少しケアが足らなかったことが原因のようです^^
頭痛の患者様が続きますが、今回は右コメカミの頭痛が主訴の30代男性患者様です。
この方は元々年に1、2回ひどい片頭痛があるそうで、右側の頭痛、吐き気などの随伴症状などから典型的な片頭痛のように思います。
ただ今回は患者様曰く「いつもと違う頭痛」とのことで、吐き気などの随伴症状がなくコメカミ周囲の痛みだけなのですが、その痛みが強いことがあるそうです。
単純に片頭痛持ちの患者様がいつもと違うというのですから片頭痛ではない可能性が高いと思います。
また痛みの出方から考えて緊張性頭痛でもなさそうで、だとすると群発性頭痛かな・・・
ただこれも自律神経症状(額などの発汗、目の充血他)がないなどピンときません。
調べてみると「国際頭痛分類第2版(ICHD-3)」では300種類以上の頭痛があると分類されているそうです。
今回医療機関からは「レイボー」という新しい片頭痛薬が処方されているので、診断は片頭痛となっているようです。
治療はコメカミに関連する部位、側頭筋、咬筋、胸鎖乳突筋、顎関節、三叉神経第1枝などを念頭に行いました。
少しでも痛みを緩和できればいいのですが・・・
この日初診で来室された50代女性患者様は左後頭部に頭痛があります。
話を伺うと以前から後頭神経痛があり医療機関で神経障害性疼痛治療薬リリカを処方されています。
ただ今回は後頭部ではなく耳周囲に同じような痛みがある様で、マッサージに行こうかと思ったそうですが鍼の方が良いのではと来室されたそうです。
後頭神経は具体的に①大後頭神経②小後頭神経③大耳介神経の3つがあり、①と②は後頭部、③は側頭部に走行しています。
今までは①または②の絞扼、今回は③の絞扼だと考えられると部位が一致しますし、後頭神経痛の痛みはチクチク、ズキズキと激しいことが多く、首の動きで痛みが出ることも症状と一致しています。
原因として一番多いのは後頭部や耳の後ろに付着する頚肩部の筋肉で絞扼されることなので、後頭神経が筋肉を通過する部位を中心にあん摩マッサージと鍼治療を行いました。
痛みが少しでも楽になると良いのですが・・・
令和6年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年早々能登で大きな地震、羽田空港で飛行機の衝突事故など騒がしく始まりましたが、被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げます。
さて昨年の年末は大晦日も営業しましたが、予想に反して結構忙しかったです。
患者様が来そうになかったら早めに終わろうくらいの感じだったのですが、急に首が痛みだしたとか腰痛がひどくなったなど困っていた患者様がおみえになったので営業してよかったです。
これからも他がやっていない時間に営業するというポリシーで隙間を狙って頑張りたいと思います。
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