春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
ここのところ数日毎に3回ほど来室されている60代の女性患者様の主訴はお腹にガスが溜まって腹痛があるという症状です。
この方は年末にも急にお腹が痛くなったということで2度治療したことがあり、その際に痛みが治まったということで来室されました。
元々虚弱体質だったらしく現在も便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群のような症状があります。
ポリープなど画像上器質的には異状はなく、あくまで機能が低下していると考えられます。
腹診でお腹を触るとおへその上あたりの圧痛が強く、左横にも圧痛があるので脾胃(消化器系)や肝(気の巡り)に問題がありそうです。
この患者様はご家族内に問題を抱えているそうで、精神や感情や気の巡りを主る肝の機能が低下することで脾の働きも低下します。
鍼灸を中心にこうした状態を改善することを目指しました。
2回ほど治療した段階で腹痛が改善して表情も変わってきましたが、まだガスが溜まってお腹が脹る感じが残っている様子です。
引続き丁寧に体の状態を評価していきたいと思います。
数日前からLINEで問い合わせをいただいていた50代の男性患者様の主訴は右太もも前側の痛みとしびれです。
整形外科や接骨院などで治療をされたそうですが一向に改善しないということで来室されました。
「最後の望みをかけて鍼灸」ってパターンは案外多いし、こういう時こそ痛みを取りたいと鍼灸師なら皆思います。
ただ幸か不幸かこの日はその症状はほとんどなかったため、どんな時に症状が出るかを詳しく伺いました。
立位で腰を捻った時や椅子から立ち上がった際によく症状が出るそうです。
太ももの前側の痛みとしびれですから神経痛の可能性が高く、部位的に大腿神経痛か大腿外側皮神経痛が疑われます。(特に前者)
画像診断で骨には異状がないそうなので、腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)による絞扼の可能性が高いと考えます。
ただ腸腰筋は内臓の奥にあって鍼は9センチの長い鍼を使用することになるため、鍼灸が初めてのこの患者様に行うことは難しいと判断し、あん摩マッサージと筋膜リリースにして腰から大腿部にかけて鍼治療を行いました。
この日は症状がなかったので痛みが取れたか否かは判断できませんが、いろんな動きをしてもらった感じでは調子が良さそうとのことでした。
この調子で痛みが消失すればいいなぁ・・・
ここのところテニス肘(バックハンドテニス肘、上腕骨外側上顆炎)の患者様が2件あったのですが、ちょっと考えさせられる症例でした。
40代女性患者様はテニスで痛めた文字通りのテニス肘でしたが通常とは痛みの出方が違いました。
多いのは手首の背屈動作(伸展)や中指の伸展動作で痛みが出るのですが、それらではほとんど反応がありません。
ただ痛みの出ているのは間違いなく上腕骨外側上顆です。
調べてみると前腕の回外動作で強い痛みが出ていて、一般的にテニス肘の原因になりやすい短橈側手根伸筋など前腕の伸筋群ではなく、回外筋(手首の動きには関与しない)が原因でした。
テニス肘は当室では多い症例で首肩や腰、肩関節の次くらいですが、しっかりと検査する前に先入観で原因筋を特定してしまっていたりします。
やはりよくある症例でも丁寧に疼痛誘発動作などを行い、その都度原因を調べることが大切だと改めて考えさせられる症例でした。
5/3付「仙腸関節性の腰痛」でご紹介した30代の男性患者様が来室されました。
前回の治療以降の状態を伺うとかなり痛みは改善したそうですが、まだ少し気になるということで来室されたそうです。
痛みの出ている部位も左上後腸骨棘(PSIS)付近で、前回同様仙腸関節性腰痛が疑われます。
また前回調整したんですが多少脚長差もあり仙腸関節の調整が再度必要な状態でした。
治療は仙腸関節とそれに関わる部位を中心に行い痛みは消失しました。
今回気になったのが痛みとは関係ない部位なのですが、肩が内側に入り込み腕がかなり内旋した状態だったことです。
この方はトレーニングをされているので聞いてみると、胸にある大胸筋や背中の広背筋を鍛えることが多いそうです。
上記した二つの筋肉は場所こそ胸と背中で違いますが、共に肩関節の内旋に働く筋肉です。
この点を患者様に説明して僧帽筋中部繊維など外旋に関わる筋肉も含めたバランスの取れたトレーニングをするようアドバイスして終了しました。
4/18と4/22付でご紹介した「脊柱管狭窄症オペ後の臀部痛」の患者様が3回目の治療にみえました。
その後を伺うと、やはり翌日には戻ってしまったそうです。
個人的には前回手ごたえがあったのですが・・・
この患者様のケースは原因がはっきりしないんです。
椅子に座ると痛みが出るのですが圧痛はなくてハムストリングス付着部や坐骨滑液包などの炎症ではなさそう。
MRI検査でも異常なしなので根性の坐骨神経痛の可能性も低い。
前回臀部下部の下臀皮神経を意識して治療したけど翌日には戻ってしまった。
部位から神経痛を疑いがちだけど、こうなると最初に除外した坐骨結節の炎症や股関節なども疑っていかないとダメかもしれません。
今回もいろいと試行錯誤しながら施術して前回同様一旦は痛みは減少したのですが、これが継続するか否か・・・
まだまだ勉強が足りません。
当室にみえた患者様のお悩みで一番多い疾患はやはり腰痛です。
ただ腰痛にも幾つかのタイプがあって①椎間関節性②椎間板性③仙腸関節性④筋筋膜性です。
もちろん腰痛の原因は腰だけではありませんが、最終的に腰部の障害として発症するのが上記した4つと考えられています。
この日半年ぶりに来室された30代の男性患者様は左側の腰痛を訴えられていて、痛めて2、3日経過しているのですが痛みが変わっていないそうです。
痛みの出ている部位が左の上後腸骨棘(PSIS)でしたので、真っ先に疑うのは仙腸関節です。
調べると左右の脚長差も大きかったので、軽く調整して動きを確認するとか痛みが軽減したので仙腸関節性で間違いないと考えました。
施術は仙腸関節の調整と電気鍼(低周波鍼通電)で炎症を抑える治療を中心に行い、症状は改善できました。
当室の患者様用駐車場として借りていた場所が持ち主が土地を手放すそうで借りることができなくなりました。(今年の6月末で)
おまけに自分用にもう一台借りていた駐車場も先月末で借りることができなくなりました。
患者様用だけでも近くに借りたいのですがないんです。
今回借りられなくなった2か所の駐車場には全部で25台近くあったので、この辺りの人も皆探しています。
とりあえず少し離れた所てはありますが1台分確保しましたので、当面はここを患者様用駐車場にします。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
5月1日は鍼灸マッサージ室ゆうせんが開業した日で、今年で6年になりました。
誰も気づかないようなマンションの3階にある鍼灸マッサージ室が何とか継続できたのも、来室していただいた患者様のおかげと心から感謝しています。
これからも「来た時よりも少しでも楽になってお帰りいただく」という初心を忘れずにいたいと思います。
思い返せば具体的に開業準備に入った2019年の年明けに、当時同居していた父の認知症が判明し介護しながらのスタートになったこと。
そして開業して1年経過しないうちに新型コロナの流行があるなど波乱の幕開けでした。
この6年の間に残念ながら父は亡くなってしまいましたが、おかげさまで治療院は私一人何とかギリギリ暮らせる程度にはなりました(笑)。
私も60歳を過ぎていますので、何とか70歳までは鍼灸マッサージ室ゆうせんを続けたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
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