春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
梅雨が明けて以来最高気温が35度を超える猛暑続きです。
皆様体調はいかがですか?
東洋医学では夏の邪気を「暑邪」と言い、「気」(陽の成分)と「血」「津液」(陰の成分)両方を消耗します。
五臓(肝心脾肺腎)の中では「心」と「脾」が影響を受けやすく、心は汗を主るとされ心がダメージを受けると汗をコントロールできなくなります。
また暑さから冷たい物を過剰に摂取することで胃が冷やされ、消化吸収を主る脾がダメージを受けます。
ですからキンキンに冷えた飲み物を一気に飲むのではなく、麦茶やスポーツドリンク(薄めたやつ)などミネラルを含んだものを少しづつ飲むようにしましょう。
またナスやきゅうり、スイカなど夏野菜は身体を冷やす効果がありますので積極的に摂取しましょう。
また当分この暑さは続きそうですので旬の食材を積極的に食べて暑い夏を乗り切りましょう。
5か月ぶりに来室された50代男性患者様のこの日のお悩みは右臀部からハムストリングスにかけてのしびれです。
前回までの症状テニス肘は無事治ったそうです。
腰椎が原因の坐骨神経痛ではL5神経やS1神経が圧迫されることが多く、しびれは膝から下(ふくらはぎや足底など)に出ます。
今回の右臀部~ハムストリングスのしびれでは上記した部位よりも下、つまり仙骨神経叢が圧迫されている可能性があります。
下肢の神経痛では電気鍼(低周波鍼通電)をすることが多いのですが、この患者様は鍼の経験が少ないので鍼を刺したままにする置鍼にて施術を行いました。
施術後しびれは減少したそうですがゼロではありません。
この方はゴルフが好きでラウンドされるそうなのですが無理をしないよう伝えて終了しました。
次回はもう少し取り切れるよう勉強したいです。
この日初診で来室された50代の男性患者様は左肩関節痛、腰痛、左股関節痛がお悩みでした。
その中で気になったのが左股関節痛です。
股関節痛にはパトリックテストという徒手検査があり、変形性股関節症などの鑑別に使います。
ただこの検査は股関節だけではなく仙腸関節障害の鑑別にも使いますので、陽性の場合どちらが原因かを再度調べる必要があります。
今回は腰痛があり上後腸骨棘(PSIS)にも痛みがあり、イラストで痛みの出ている側の骨盤を固定して再度パトリックテストを行うと陰性になったことから仙腸関節障害による鼡径部への関連痛ではないかと考えました。
その後仙腸関節を調べるとズレが生じていたたため調整したら違和感は消失しました。
レントゲンなどの画像診断ができない治療院ではこうした徒手検査を使い原因を調べる必要があります。
これからも実用的な徒手検査を調べていきたいと思います。
この日新規で来室された30代男性患者様の症状は腰痛です。
車の運転や長時間の立位など同一姿勢で慢性的に腰に痛みが出るそうで左右差はありません。
いろいろ疼痛誘発動作を行ってみると座位で前屈すると一番痛みが強いです。
触れてみると下部背部からお尻にかけて筋肉にかなりの硬さが感じられます。
また太ももの裏(ハムストリングス)も同様な感じです。
治療としては下部背部から腰を中心に、前屈を制限する臀部とハムストリングスにも治療を広げて行いました。
あん摩マッサージと鍼灸を行い、鍼の経験が浅いので電気鍼(低周波鍼通電)ではなく、刺したはりを10分ほどそのままにする置鍼を行い痛みは消失しました。
実はこの患者様は時期は違いますが出身大学が同じであることがわかり、お互いの学生時代の話に花が咲きました。
この日新規で来室された20代男性患者様の症状は主に左側の腰痛です。
7、8年前に腰部椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛になった病歴があるそうです。
今回は坐骨神経痛はありませんが、主に左下部背部から腰にかけての痛みが伸展時に出ています。
いろいろ検査すると原因として考えられることが二つありました。
一つは股関節前側の筋肉(腸腰筋や大腿直筋)が硬いため体幹の伸展を制限していること。
二つ目は左腰部の筋肉への負担から表層と深層の筋群の滑走が悪いことです。
治療はあん摩マッサージや骨盤調整、ストレッチなどと鍼灸を行い、終了時では一旦痛みは消失しました。
お仕事で腰に負担がかかるそうでコルセットの着用なども状況により検討するように伝えて治療は終了しました。
このまま痛みが治まってくれることを願います。
ここのところ耳鳴りでお悩みの患者様が数名来室されたので、耳鳴りについて書いてみます。
耳鳴りの原因は中耳炎やメニエール病、突発性難聴など原因のはっきりしているものから、ストレスや疲労、睡眠不足、自律神経の乱れなどはっきりしないケースも多いです。
また高齢者では加齢によるケースもあります。
過去の経験では首のこりなど筋肉や疲労が原因の場合は1回から数回で治るのですが、そうでない場合はなかなか治らないこともあります。
耳鳴りでは多くの場合難聴も併発しているので難聴が関わっていることが指摘されています。
聴力は20代から落ち始めているのですが、最初は日常生活にほとんど影響のない高音域から始まるので気がつかないことがほとんどです。
しかし耳からの情報を受け取る大脳の聴覚野は聞こえなくなった音域の情報を聞こうとして、より感度を上げることになります。
例えればスピーカーの音を大きくすると雑音が入りますが、それと似たようなものだと考えて下さい。
若いころはキーンという高音域の耳鳴りが多いですが、これは難聴が高音域から始まることと関係があります。
最近はイヤホンして音楽を聴きながら通勤や通学している人が多いですが、大きい音で長時間聴いていると内耳にある有毛細胞が傷ついてしまうため難聴や耳鳴りの原因になります。
気をつけて下さいね。
この日初診で来室された50代の男性患者様は首から肩甲骨へかけて強いこり感があるとのお悩みでした。
お仕事は薬剤師とのことでしたので細かな作業や目の疲れ、仕事柄緊張感なども原因ではないかと想像できます。
しかしこの方はり師、きゅう師の免許も持っているということでびっくりです。
本業は薬剤師なので鍼灸師としての臨床経験はないそうですが、それでも同じ鍼灸師に鍼灸治療するのはかなり緊張しますね。
施術前に首周囲の動きや疼痛誘発動作を行うと後頭下筋群、肩甲挙筋、大小菱形筋に硬さが感じられます。
側臥位中心であん摩マッサージを行った後、腹臥位で鍼灸治療(電気鍼)を行い、最後に首の動きを確認して治療は終了しました。
満足とはいかないまでも、せめて納得していただける治療ができたのか・・・?
気になるところです^^
6/24付「嘔吐でお悩みの患者様の治療」でご紹介した30代の女性患者様が約2週間ぶり2度目の治療で来室されました。
前回以降の状況を伺うと、その後はしばらく嘔吐はなくなって、家に引きこもることが多かったそうですが少し元気が出てきたと仰っていました。
本日は2度嘔吐があったので来室されたとのお話でした。
先ずは前回の治療が多少は効果があったみたいで正直ホッとしました。
今回のような不定愁訴といわれる症状の治療は「見立て⇒治療⇒再見立て⇒再治療」こうした展開を繰り返しながら症状の緩和を目指していきます。
前回の①体力や気力が落ちている、②手芸が趣味で首肩のこりがある、③汗が出る(自汗)という見立てがある程度は的を得たものだったのでしょう。
今回は前回をベースに嘔吐によりフォーカスした経穴を加えて治療を行いました。
少しでも改善できるように今後も勉強したいと思います。
初診で来室された40代の女性患者様の症状は腰痛と耳鳴りでした。
腰痛は寝ていても痛みを感じることがあるそうで、耳鳴りはキーンという高音の耳鳴りです。
まず腰痛ですが右側上後腸骨棘付近に痛みがあり、その他の検査から仙腸関節障害が疑われる所見でした。
また耳鳴りは目まいや難聴はないのでメニエール病ではなさそうです。
自律神経を調整するコース(100分)でしたので腰痛はもちろんですが、首回りや背骨沿いの筋肉の硬さもあるので先ずはこれらを取り除くための治療を行い
最後は耳鳴りを含めた全身を調整する鍼灸治療を行い終了しました。
耳に関わる腎経や耳周囲を走行する三焦経などを意識して選穴してはりをして、お腹に箱灸を行いました。
腰痛はある程度改善し、耳鳴りに関してはすぐに結果はでないのでしばらく様子を見てもらうことにしました。
少しでも改善すると良いですね。
6/22付「前屈で痛む腰痛は基本が大事」でも紹介した40代の男性患者様ですが、その日以降も3度来室されました。
そして仕事中気にならなくなるくらいまで改善したとのことで、私もホッとしました。
治療後は一旦痛みはなくなるのですがすぐに戻ってしまっていました。
原因は幾つか考えられますが私の施術が不十分だったことも考えられますし、現場仕事なので腰に負担のかかる無理な姿勢を取らざるを得ないことも考えられます。
ただ一番はいろいろ徒手検査や疼痛誘発動作を行いましたが、イマイチ原因が特定できなかったことが長引いた原因だと思います。
腰痛の80%以上は原因不明と言われていますが、これはレントゲンやMRI検査などで原因がはっきりと特定できるものは20%以下だということです。
一般に痛みの原因として多いと考えられる筋肉の場合は画像診断ではわかりません。
つまりトライ&エラーの繰り返しで原因と特定していくしか方法はないんです。
もちろん早く辿り着くに越したことはありませんが、そうなるにはまだまだ勉強が必要なのでしょう。
明日から頑張ります。
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