春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
還暦を迎えたことを機に20数年ぶりに大学時代の友人たちと定期的に飲み会をしています。
その友人の一人が肩を痛めて月一程度のペースで通ってくれています。
これも上記仲間でゴルフをすることになり練習のし過ぎで痛めたそうです。
彼は鍼は好きではないのであん摩マッサージのみのコースで施術をしていて、徐々に痛みも減少し可動域も広がってきました。
先日来室した際に数日後に半年ぶりにゴルフに行くと聞き、帰り際に円皮鍼という鍼のテープを渡して気になるところに貼るように伝えました。
円皮鍼は例えるなら「画鋲(がびょう)のテープ」と説明しているのですが、長さが1㍉以下の鍼のついたテープを1~2日間貼ります。
刺激はほとんどなく、ごく弱い刺激を持続的に与えることで痛みを和らげる効果があります。
今回は0.9㍉のタイプを渡したのですが「この前もらった鍼めっちゃ良かった」とLINEをもらいました。
これで無事ゴルフに復帰できたかな?
4/18付「脊柱管狭窄症オペ後の臀部痛」のその後です。
4日後に患者様が2回目の治療におみえになりました。
初回はあん摩マッサージのみのコースで臀部やハムストリングスなど股関節関連筋群を緩めて一旦は軽減しましたが、この日のお話ではすぐに戻ってしまったそうです。
今回は施術前に30分以上発症までの経緯を伺って治療のヒントを探りました。
痛みは臀部の下部にある坐骨結節部に限定されたもので、ただし圧痛などはないためハムストリングスの付着部の炎症などではなさそう。
立位ではあまり症状はでないけど座位だと出るとのことでした。
特に座位で左脚を外旋させ靴下を履く動作や座位姿勢で痛みが出ています。
今回私が注目したのは梨状筋です。
この筋肉は股関節の外旋筋なので外旋動作の妨げにはならないのですが、椅子に座った状態など股関節が90°屈曲姿勢では内旋筋として働きます。
また梨状筋の下には坐骨神経だけでなく、臀部下部の感覚を支配する下臀皮神経も通るため今回のような症状を起こす可能性があるためです。
下臀皮神経は仙骨神経叢由来のため梨状筋や仙骨神経叢を意識した鍼治療を行い、坐骨結節上部の反応点には電気鍼(低周波鍼通電)も通常より短時間ですが行いました。
結果は上々で前回以上に個人的には手応えがあり、患者様も座位での痛みや、座位で脚を外旋させた際の痛みなどが消失したとのことです。
ただ前回同様すぐに戻ってしまう可能性もありますので経過を診ていきたいです。
訪問マッサージ・鍼灸先の70代の男性患者様宅に伺った際にしゃっくりをしていた。
すぐに治まるかなと思いそのまま施術を続けたのですが、治まる気配がないんです。
そこで一旦手を止めてしゃっくり対策をすることにしました。
しゃっくりは医学的には横隔膜の痙攣です。
ですから横隔膜をゆっくり刺激してあげれば止まる可能性が高いです。
先ずは3回ほどゆっくりと深呼吸をしてもらいました。
そしたらすぐに治まりました。
深呼吸は横隔膜が伸縮しますからね。
初診で来室された60代の男性患者様の主訴は左臀部痛で、入室の際も少し左足を引きずるような感じでした。
お話によると先月腰部脊柱管狭窄症の手術(除圧術)をされたのですが、退院後まもなく左臀部に痛みが出たそうです。
座位でも坐骨結節付近に痛みがあり、立位で前屈しても痛みがあります。
手術した病院で再度MRI検査をされたそうですが異状は見つからなかったとのこと。
臀部痛で思い浮かぶのは神経痛、特に坐骨神経痛などが思い浮かびますがMRIで異常がないのですから脊柱由来の坐骨神経痛の可能性は低いです。
また痛みが大腿部以下にはほとんどないことから坐骨神経痛でない可能性もあります。
痛みの出ている部位から中殿皮神経の障害はあり得るし、手術などでしばらく臥位や座位が多く臀部筋群やハムストリングスも圧迫され硬くなっていることによる痛みとも考えられます。
とりあえず臀筋群、太ももの筋群、腸腰筋など股関節に関わる筋肉を潤めることを最優先に治療を行いました。(あん摩マッサージのみで鍼灸はなし)
結果的に症状は緩和されましたが痛みは残りました。
患者様には上記した部位のストレッチなどを行ってもらい様子を見て、症状が続けば次回鍼灸を検討することを勧めて終了しました。
2/7、2/8で紹介した顔面神経麻痺の80代女性患者様のその後です。
昨年の夏にした右耳下腺腫の手術の後遺症で右側の顔面神経麻痺になり医療機関や鍼灸院にも3か月ほど通われたそうですが、眉毛や瞼が下がってしまっている状態に変化がなく当室に通うことになりました。
当初は上記したように眉毛や瞼の下垂と良くなったとはいえ口角も少し下がっていました。
顔面神経麻痺の治療では強い刺激は共同運動(口を動かすと瞼も動いてしまうといった症状)が出現する可能性があり気をつける必要があります。
施術としては患部への丁寧なあん摩マッサージとはりとお灸をメインにして、通常の電気鍼(低周波鍼通電)は刺激が強くなるため微弱電流というごく弱い電気を通電し組織の再生を図ることを目指しました。
ただ、2週間前の前回の時点で口角の下垂はある程度改善しましたが(多少しびれが残っている)、眉毛や瞼の下垂はあまり変化はありませんでした。
次回の予約の話になった際に少し間を空けるよう私から提案して、正直に効果が十分ではないこと、このまま継続しても改善する感じがしないことをお伝えしました。
そして別の方法として医療機関で下がった眉毛や瞼を手術で上げる手術があることも伝えました。
今回来室された際、患者様は医療機関に相談して夏に上記した手術をされることになったと伺いました。
私からも通常の顔面麻痺であれば多くの場合1,2ヵ月で改善し、長くても半年では改善することが殆どですが(もちろん全員ではありません)、今回はそうではないことを話しました。
今回のケースでは耳下腺の手術が関係していて、ウイルス性のベル麻痺などとは違うことが原因だと考えられます。
患者様の話では顔面神経を切断してしまったそうですから・・・
私も改善する見込みが薄いのに売上のために通うように伝えるのは嫌なので、その旨お伝えしました。
患者様からは7月の手術までの間は定期的に通いたいとのお話があり、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちが同居しています。
とりあえず残りの期間精一杯施術をしたいと思います。
年に数回、どこか調子が悪くなると来室される50代の男性患者様が半年ぶりにおみえになりました。
今回は今までになかった左鼡径部の痛みで、特に内外旋で痛みが出ています。
治療院で多いのはグロスペイン症候群で、サッカーなど脚をよく使うスポーツで起こる痛みで10代や20代など若者に多い症状です。
ただ今回は当てはまりそうもありません。
鼡径部の痛み(股関節インピンジメント症候群)では外旋六筋という臀部の奥にある筋肉を緩めると改善することがあるのですが、それもダメでした。
当室では基本的に患部以外にも全身にあん摩マッサージをするのですが今回ばかりはそうはいかず、ある筋肉を緩めて試し、ダメなら別の部位にアプローチして試すというトライ&エラーを繰り返すことになり患部のみへの施術となってしまいました。
正直どこまで改善できるか途中から不安がよぎりました。
全て終了して再度試すと可動域は広がりましたがやはり痛みは残ってしまいました。
ただ患者様は「来た時に比べればかなり楽になった」と喜んでいるように見えました。
私に気を使ってのことかもしれませんがちょっとホッとしました。
これを機に股関節疾患を再度勉強しようと思うと同時に、患者様には変形性股関節症など構造的に何か問題がある可能性もあるので整形外科を受診するよう伝えて治療は終了しました。
2週間ほど前に右肩関節痛で来室された50代の男性患者様が来られました。
前回以降の状況を伺うとかなり改善したそうで喜んでいましたが、まだ少し引っ掛かりが残っているとのことでした。
前回のような痛みはほぼないのですが、外転動作(横から腕を上げる)で90°あたりで引っ掛かりがあります。
上げる途中での引っ掛かりですぐに連想するのは①腱板損傷、②インピンジメント症候群です。
やっかいなのはそれぞれの徒手検査をしても、どちらも陽性にはならないことです。
いろいろ手技をしていく中で上腕骨骨頭の位置を調整したり、骨頭と肩甲骨の隙間を広げる手技を行うと明らかに改善することがわかりました。
これをヒントに電気鍼(低周波鍼通電)を含む鍼灸では関連する筋肉にアプローチして再び動かすと、まだ少し引っかかります。
再度上記した隙間を広げる手技をすると消失しました。
一旦は改善したのですがすぐに戻ってしまわないか気になります。
先日もメニエール病のことを書きましたが、この時期は頭痛やめまい、疲労感などの体調が優れない患者様が多くなります。
これは季節の変わり目であり寒暖差が大きく、また人によっては進学、就職、転勤など新しい環境になる時期であることも関係しています。
当然ながら原因は個々に違いますので患者様のお話をおく聞くようにしています。
ただ東洋医学的には春は肝の季節で、この時期の不調には肝が関係していることが多くなります。
東洋医学の肝は西洋医学の肝臓とは定義は異なりますが、その作用は①気(エネルギー)を巡らせる、②血を貯蔵して血流を調節するになります。
これらが失調すると自律神経が乱れたり、不定愁訴が起こったり、イライラしたり落ち込んだり、筋肉が痙攣したり、しびれたりするとされています。
ですから従来の施術に加えて肝を整える経穴などを加えて治療しています。
1~2ヵ月に一度のペースで通ってい頂いている60代の女性患者様の今回の主訴は左臀部から大腿外側の痛みです。
やっかいなのは今現在は多少硬さがある程度で痛みはなく、痛かったのは数日前のことなんだそうです。
痛みが減少していることは良いことなのですが、現時点で痛みがないので疼痛誘発動作などが出来ず原因を見つけるのが難しくなるんです。
この部位の痛みで真っ先に思い浮かぶのは坐骨神経痛ですが、膝から下に症状が全くなかったことが気になります。
次は大腿外側皮神経の絞扼ですが、これは臀部に痛みが出ることがありますがメインは大腿外側の痛みですからちょっと違う気もします。
もう一つが仙腸関節障害による関連痛ですが、仙腸関節障害では上後腸骨棘に痛みがでるのですがそれがないのが気になります。
話によると仰向けで寝ていて上体を起こす動作で痛かったとのことでした。
ただこれは腰椎にも梨状筋にも腸腰筋にも仙腸関節にも影響しそうですが、脚を伸ばした仰向けという点では腸腰筋や股関節周囲筋が一番関係する大腿外側皮神経の絞扼ではないかという気もします。
とりあえず全身をあん摩マッサージすると左の臀部外側(大腿筋膜張筋)から大腿外側(腸脛靭帯)のラインがとても硬くて圧痛も強いことが解りました。
そこで腸腰筋など股関節前面はあん摩マッサージや筋膜リリースで緩め、腰臀部と大腿筋膜張筋ー腸脛靭帯には電気鍼(低周波鍼通電)を行いました。
患者様の反応は上々で、しばらく様子を見てもらうことにしました。
この日初診で来室された30代の男性患者様の主訴はメニエール病に伴う耳鳴りです。
私の経験では冬⇒春のこの時期や秋など寒さと暑さが同時に存在して寒暖差が大きい時期に多いです。
特に今年の3月は日中が25℃近くになったかと思えば数日後には真冬に逆戻り・・・
個人差はありますが自律神経が敏感な方には様々な体の不調がでやすくなります。
メニエール病に関しては明確な原因は不明とされていますが、耳の奥の「内耳」と呼ばれる部分のリンパ液が増える(内リンパ水腫)ことが原因だと考えられています。
一般的には内耳の循環を改善する薬などが処方されますが、自律神経の乱れなども関係することから規則正しい生活リズムや適度な運動などご自身での努力も少なからず必要になります。
この患者様の場合は2週間前にメニエール病によるめまいがあり、数日前から耳鳴りがするようになったという経緯で、聴力検査では低音難聴が認められたそうです。
めまいは治まりつつあって、現時点では耳鳴りが気になるとのことでした。
メニエール⇒自律神経⇒ストレスみたいなことがすぐに思い浮かびますが、患者様ご本人は全く思い当たることがないとのことでした。
治療としては本来は自律神経と整える鍼灸をメインに施術するのですが、この方は鍼灸が未経験でした。
鍼灸が初めての人でデリケートなタイプだと施術後に一時的に脳貧血になってしまう方がいて(すぐに治ります)、私もこの世界に入って数人は見ています。
この患者様は初めてのメニエールだったこともあって上記したタイプにかぶる部分も感じたので、鍼灸は軽めに行うことにしました。
そして耳鳴りでよく眠れないとのことでしたので、まずはよく眠れるようにすることが先決だと感じ、小さな音でラジオなどを流しながら寝ることを一度試すようにアドバイスしました。
耳鳴りって無意識に聞きにいっているケースが多いので、小さな音を聞かせることで音に慣れてくるんだそうです。
少しでも改善するといいですね。
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