春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
12月になって急に頭痛が出て、首から肩甲骨にかけてコリやこわばりがあるという患者さんが続きました。
これは寒さや冷えが原因で東洋医学では「風寒頭痛」といわれます。
「風」と「寒」という外邪が侵入することが基本的な原因で、太陽経という体の後ろ側を通っている経絡を犯すことで起こります。
経絡はツボ(経穴)のつながりなのですが、太陽膀胱経という経絡は目から上へ向かい頭から背中側を通り足の小指の外側までつながっています。
初期段階では寒気したり、肩甲骨の間から首のこわばりやコリ、そして後頭部中心に締め付けられるような頭痛が起こります。
太陽頭痛とも言いますが、私の感じでは寒さが強まった頃(11月下旬や12月)に多くなります。
対処法は初期であれば体を温めて発散させて汗を出し、外邪を追い出すことです。
普段は電気鍼(低周波鍼通電)を行っている患者さんもこんな時は鍼とともにお灸をすると症状が軽減します。
初診で来室された40代の男性患者さんは左腕のテニス肘(バックハンドテニス肘、上腕骨外側上顆炎)でした。
整形外科にも通っているそうですが数か月症状に変化がなく当室に来られました。
当室にはなぜかテニス肘の患者さんが多いのですが、治療のポイントは痛みのある部分だけじゃなく細かく前腕の筋肉を診ていくことです。
今回の場合は左手首の背屈動作で前腕の伸筋群に炎症が起きたのが原因になります。
手首の背屈動作に関わる前腕の伸筋群は多いのですが、主な原因になる筋肉は限られます。
指の動きは人体のなかで最も細かな動きをするため狭いスペースに多くの筋肉が詰まっています。
その中から原因となる筋肉を見つけて緩めてあげれば痛みは治まります。
当室では先ずあん摩マッサージや筋膜リリースで症状を緩和してから最後に鍼(はり)で残った痛みを取るように施術しています。
ただ一番大切なことは治療後の患者さんのセルフケアです。
テニス肘や腱鞘炎は基本的に「使い過ぎ」が原因です。
治療院や医療機関で仮に痛みが治まったとしても、その後いつも通り使ってしまえばすぐに元の状態に戻ってしまいます。
今回の患者さんは趣味が原因でしたので最低でも2週間は問題となったであろう動作をしないようにアドバイスしました。
初診で20代の男性患者さんが来室され、右臀部からふくらはぎまでの痛みがあり整形外科のMRI検査で腰部椎間板ヘルニアと診断されたそうです。
疼痛誘発動作をしてみると確かに体幹前屈動作で右臀部・下肢に痛みが出たので腰部椎間板ヘルニアによる右坐骨神経痛だと考えました。
ただいろいろ検査していると、右臀部を下から少し持ち上げて緩めた状態で体幹前屈をしてもらうと痛みがなくなっていました。
再度お話を伺うと神経ブロックをしたけど効果がなかったそうです。
坐骨神経痛でもヘルニアなど腰で神経が圧迫されるもの(根性坐骨神経痛)とお尻や太ももなどの筋肉などで圧迫されるものとがあります。
当初は画像診断もあるので前者だと考えたのですが、どうやら後者であったみたいです。
というのも腰部ヘルニアによる坐骨神経痛であれば神経ブロックで症状が緩和するからです。
神経ブロックは治療であると同時に根性坐骨神経痛か否かの検査にもなります。
今回はお尻と太ももの筋肉をあん摩マッサージと電気鍼(低周波鍼通電)を行ったら症状はなくなりました。
約1か月ぶりに耳鳴りが主訴の女性患者さんが来室されました。
腰痛などと違いその場で明らかに症状が軽減することが少ないのが耳鳴りや頭痛・めまいなどの不定愁訴です。
前回の後どうだったかを聞いたところ「比較的調子が良かったけど、またひどくなってきた」とのことでした。
耳鳴りの治療はケースバイケースですがどちらかと言えば鍼灸がメインになるのですが
この方は鍼(はり)がどちらかというと苦手なので、しっかりと鍼治療をすることがなかなかできていません。
それでも1か月弱は一定の効果があった様子でしたのでまずはホッとして、引き続き今回はより長続きするように工夫してみました。
通常なら「長さ40㍉、直径0.16㍉」という鍼(はり)を使用するのですが、より細い「長さ30㍉、直径0.12㍉」を使用して、前回よりはしっかり目に鍼灸治療を行いました。
また円皮鍼という鍼のテープも施術後に使いました。
これで少しでも耳鳴りが軽減できればいいのですが・・・(^^♪
出産後8日目の女性患者さんから出張治療の依頼があり行ってきました。
まず前提として出産後1か月は安静期です。
出産では母体にとても大きな負担がかかり、骨盤内の筋肉をはじめとする様々な部位が傷つきます。
そのため1か月程度は安静にする必要があります。
今回はその旨をお伝えし、腰やお尻にはごく軽めの施術しかできないことを了解して頂いた上で訪問してきました。
症状は腰痛、首や肩のこり、腕や脚のだるさなど全身がつらそうでしたが、特に腰痛がつらそうでした。
産後の腰痛に関しては
こうしたことが主な原因になります。
今回の施術では腰や骨盤へのアプローチはできないため腰痛予防のアドバイスをしました。
この2点をアドバイスしました。
私の経験では出産後の腰痛の場合骨盤ベルトで痛みがかなり軽減するケースが多々あります。
この方は二人目の出産でしたが骨盤ベルトは持っていなかったので、まずは何か代用できるものを腰に巻いてもらって試してみて、それから購入するようにお話しました。
また弱って傷ついた腹筋群も鍛える必要がありますが、出産後の本格的なトレーニングはもっと後でないと無理なため、「肛門を締めたり緩めたりする」といった簡単な運動から始めてもらうようにお話しました。
子育てママは本当に大変そうで、少しでも力になれたのなら嬉しいのですが・・・
産後の腰痛については以下も参照下さい。
徐々に気温も下がってきて朝夕は暖房が必要な時期になりました。
ただ昨シーズンは電気代が高くなり1万円/月を越えてびっくりしましたが、今シーズンは当然それ以上になることは間違いありません。
日当たりのいい時間帯はレースのカーテンも開けて日差しを目一杯取り込んで、少しでも電気代を節約してます。(治療中は閉めます)
ただ新型コロナやインフルエンザの流行が懸念される昨今、換気は必須なのでどうしても温かい空気が逃げてしまいます。
重ね着するなどして少しでも節電できるようにしたいと思います。
それはそうとエアコンが故障したのですが、ありがたいことに大家さんであるサンハウジングさんが費用は負担していただけることになり新しいエアコンが無事設置されました。
本当にありがとうございました。
はりには色々な種類があります。
その一つが「ローラー鍼」といわれるものです。
そもそも鍼には皮膚に鍼を刺す方法(一般的な鍼のイメージはこちら)と皮膚に刺さずに接触させるだけの方法(接触鍼)があります。
ローラー鍼は後者の接触させるだけの方法で、鍼を刺すことに抵抗のある患者様や小さなお子様、高齢者などが対象になります。
ただ実際の治療では小さなお子様への鍼「小児鍼」以外ではあまり使われていないと思います。
当室でも首の前側などデリケートな部位でたまに使用する位です。
今回ローラー鍼を取り上げたのは意外な患者さんに効果があったからです。
その方は30代前半の男性患者さんでボルダリングをされているため肩や肘、指に痛みがあって1~2回/月のペースで通われています。
特に痛みが取りづらいのが指の第1関節(DIP関節)の痛みでした。
ボルダリングに関して調べていると、写真1枚目のようなローラー式のセルフケア商品があることがわかりました。
そこで冒頭で紹介した「ローラー鍼」を治療に取り入れることにしました。
その結果従来よりも痛みが取れて、その後2回来室されましたが指の第1関節(DIP関節)の痛みは出ていません。
今回はボルダリングによる痛みでしたが、指の第1関節(DIP関節)や第2関節(PIP関節)には中年以降の特に女性に多い「へバーデン結節」、「プシャール結節」という関節が腫れたり変形する症状があります。
これらの痛みを軽減させるためにローラー鍼が活用できればと考えています。
今日は年に1,2回ぎっくり腰になる常連患者さんが来室されました。
少しでも痛みを軽減して帰ってもらいたい・・・
こんな想いで治療をしています。
ですから治療前に痛みの出る動きや姿勢を確認し、一通り治療が終了して再度動きをチェックして、痛みがあればまた治療するということを繰り返します。
ただ私の中で例外があって、それがぎっくり腰の初回の治療です。
特に痛めたのが前日や当日で時間があまり経過していないケースは注意が必要です。
ぎっくり腰の痛みの確認って立位で行うことが多く、痛みがあれば再びベッドに寝たり、座ったりしてもらう必要があり、これが痛みを誘発してしまうことがあるからです。
立位で痛みを確認⇒治療のためベッドで座位または臥位⇒立位で痛みのチェック
これがワンセットですから、そこからさらにベッドで座位・臥位⇒再度チェックで立位というのを何度も繰り返すことは避けた方が賢明です。
ぎっくり腰における私の第一の治療目標は「来た時よりも動きやすく」です。
あらゆる動きで痛みを感じるぎっくり腰ですから、来た時より動きやすくなり痛みも減少していれば初回はそれで終了しています。
痛みや動きが少しでも改善していれば患者さんが無理さえしなければ数日で日常生活に支障がない程度に回復するケースが多いです。
最近、膝の痛みを訴える患者さんが多いです。
高齢者では「変形性膝関節症」、スポーツでは靭帯や半月板損傷などが有名です。
ただ当室に来室される方の症状を診てみると上記以外が殆どです。
膝の痛みの多くは関節の外にある滑膜、関節包、靭帯、脂肪体、筋肉などに炎症が起きることが原因になります。
今回は膝蓋骨(膝のお皿)周囲に痛みが出ているのが共通点で
こうしたケースでは太ももの筋肉(大腿四頭筋や腸脛靭帯など)が硬くなり、膝蓋骨の動きが悪くなったことが一番の原因でした(もちろん他にも原因はあります)
特に太ももの前側の大腿四頭筋が硬くなると膝蓋骨が強く押さえつけられるので、お皿周囲に痛みを感じることが多いです。
膝に痛みがあって、特にお皿周囲にある方は先ずは太ももの前の筋肉を椅子に座ってセルフマッサージしてみて下さい。
9月にモートン病で3回治療した男性患者さんが1か月振りに来室されました。
モートン病は足の裏の指のつけ根部分(多くは3ー4趾の間)が痛むのが症状です。
前回の治療以降モートン病の痛みはなくなりウォーキングを再開したとのお話でした。
もっとも靴のインソールなどの効果もあるので私の治療だけでというわけではありませんが嬉しいお話でした。
モートン病や足底筋膜炎などの足の裏の痛みは土踏まず(足底アーチ)がなくなって偏平足や開帳足になってしまうことが原因になります。
ですから治療と同時にセルフケアとしてインソールなどを使用すると改善が早くなります。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は医師の同意があれば、脳梗塞の後遺症などで通院が難しい方へ医療保険による訪問治療ができます。
10月から訪問マッサージに伺っている男性患者さんですが、今日娘さんから「最近お父さんが以前より元気になってきた」と感謝の言葉をかけていただきました。
主訴は股関節や脚の痛みで、それらが解決したわけではありません。
でも私のモットーで一番大切にしていることは「施術を通して活力を与える」ことですから「元気になってきた」という言葉を聞いた時はとても嬉しかったです。
これからも多くの方に同じような気持ちになってもらえるよう精進したいと思います。
21歳の男子大学生が新規で来室されました。
主訴は腰痛(主に左腰臀部)でフットサルに引越しのアルバイトもしているそうです。
今までいろんな怪我をしたけど腰痛は初めてで、整形外科ではレントゲン/MRIは異状なし。
ロキソニンを処方され、リハビリにも通っているけど痛みは変わらないとのお話でした。
動きを診ると腰を反らせた時だけ左の臀部に痛みが出ます。
ロキソニンが効かないことなどから腰臀部に炎症はなく、神経痛や関連痛など痛い場所以外に原因がある可能性が高いと判断しました。
疼痛誘発動作を行っていくと、今回の原因は股関節前面の筋群の硬さと仙腸関節の歪みが原因でした。
あん摩マッサージや運動療法の後に鍼灸で調整して治療は終了。
痛みもなくなりました。
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