春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
当室には股関節痛メジャーの患者さんは少ないんですが、腰痛や肩関節痛の方で股関節にも痛みを訴える方が案外多いんす。
腰や肩と股関節にはどんな関係があるのか・・・?
ここでは股関節痛の原因と治療についてお話したいと思います。
股関節は骨盤を構成する寛骨と大腿骨からなる関節で、肩関節と同じくいろんな方向に動く関節です。
また体全体の動きに大きく関与していて、例えば体幹の回旋では50%が股関節の動きによるものです。
よくシーズンオフのスポーツ選手のトレーニング風景をテレビなどで見ていると、ほぼ全員が「股関節の柔軟性」という言葉を口にしています。
二足歩行する人間にとって腰と並んで負担が大きいのが股関節です。
そもそも腕や脚が動くには体幹にしっかりと固定される必要があるため肩関節や股関節には負担がかかります。
二足で移動する私たちにとって体幹と下肢をつなぐ股関節はとても重要で、しかも常に体重がかかる「荷重関節」ですから負担は案外大きいです。
普段は「股関節を動かす」という意識は膝や腰よりも少ないと思います。
しかし「腰を曲げる、捻る」「膝を曲げる」という動作には股関節も一緒に動いています。
ですから腰や膝の動きが悪いと股関節が代わって働きます。
逆に股関節の柔軟性がないと腰や膝などに影響します。
このように股関節は様々な動きに関わるので、それだけ付着する筋肉の数も多くなりトラブルも多くなります。
股関節は骨盤側の臼蓋という受け皿に大腿骨の骨頭がはまる形になっています。
海外の股関節痛は原因のはっきりしない一次性股関節症が多いのに対して、日本では臼蓋の形成不全による二次性股関節症が多いのが特長です。
これは昔のおむつが関係していると言われています。
大腿骨は上の方(近位)で内側に曲がっていて(大腿骨頚部)、この角度を頚体角と言います。
つまり大腿骨の本体と関節部分の骨頭とは距離があります。
そのため本体がぶれると骨頭も大きくぶれて寛骨の関節面とぶつかる可能性があります。
また横から見ると本体に対して少し骨頭が前に出ています。
股関節後方には外旋六筋など大腿骨を外側に捻る筋肉がたくさんあり、そのため後ろ側が短縮して骨頭が前側に偏位しやすい構造になっています。
変形性股関節痛は女性に多いです。
これは骨盤の形状が男性より横長になっているため力学的に負担が大きくなりやすいこと、筋力が弱いことが関係しています。
また妊娠出産は骨盤に大きな負担になると同時に、出産に際して「リラキシン」というホルモンのため骨盤が緩むことも影響しています。
股関節痛は様々な動きで出るのですがここでは当室に多い症例について考えてみます。
股関節に痛みがあるけど整形外科では「骨には異状がない」と言われた・・・
こうしたケースが女性を中心に多いです。
股関節を伸ばしたり、深く曲げたりする際に前側や横側に痛みがでます。
股関節は横から見ると大腿骨本体よりも骨頭が少し前に出ています。
そのためお尻の筋肉で股関節のインナーマッスルといわれる外旋六筋が硬くなりやすく、股関節後方が短縮することで骨頭が前に出てしまいます。
骨頭が前方偏位することで、当然ですが股関節の前にある関節包や筋肉(腸腰筋)の痛みを起こします。
股関節屈曲の際、関節の受け側の「関節唇」などを挟んでしまう症状で、股関節を深く曲げた時に痛みが出ます。
特に仰向けで患側の膝を抱えたまま内側に持っていくと(屈曲内転内旋)痛みが増す傾向があります。
サッカーやバスケットボール、バレーボールなどスポーツをされている方に多いです。
太ももの前側にある大腿四頭筋は膝を伸ばす働きがありますが、その中の大腿直筋は骨盤に付着し股関節の動きにも関係します。
走ったりジャンプしたりして大腿直筋の負担が増えると付着部の股関節前側に炎症が起きて痛みが出ます。
また股関節や膝に関節症などがある場合は股関節が伸び切らず、縮んだまま(屈曲拘縮)になっていることが多く、この姿勢は大腿直筋に負担がかかるため同じように痛みが起こります。
これらは股関節を伸ばす動きでも痛みが出ます。(むしろこっちがメインです)
腰椎から大腿骨に付着する大腰筋と骨盤の前側から同じく大腿骨に付着する腸骨筋は「腸腰筋」と呼ばれ、姿勢の維持や股関節を深く曲げる際に働きます。
スポーツはもちろん、不良姿勢で腸腰筋が固まっているケースでは股関節前側で関節包などの組織を圧迫しやすく痛みをもたらします。
また腸腰筋は股関節最大の屈筋で、ここが働かなくなると大腿筋膜張筋、大腿直筋、内転筋などが代償的に働くので、これらの負担が増し痛みの原因になりやすいです。
腸腰筋は腰痛の原因になりやすいので慢性腰痛のある方はまずここを疑います。
大腿直筋や腸腰筋に痛みがあると股関節伸展時に痛みがあるため伸展制限がでます。
そうすると股関節伸展筋の大臀筋をはじめとする臀筋群が働けなくなり筋力が弱くなります。
特に中臀筋は歩行時の片脚を上げている際に支えている側の中臀筋の働きで骨盤を水平に保っていますので、ここが弱くなると骨盤が傾き股関節が内転位になります。
この状態では中臀筋やその下にある小臀筋が常に伸ばされるため痛みにつながります。
また難しい説明は省きますが、この状態では骨頭が受け皿とぶつかりやすくなり、また股関節が不安定になり変形性股関節症などの原因になりやすいです。
また内転位になることで内転筋群が硬くなり股関節の付着部に炎症が起きやすくなります。
骨盤から下肢外側にある大腿筋膜張筋は腸脛靭帯とつながっていて、股関節と膝の動きに関わる二関節筋です。
スポーツなどで走ったりジャンプしたりすることが多いと硬くなりトラブルの原因になります。
多くは膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)なんですが、股関節外側にも炎症が起きることがあります。
腸腰筋低下で代償的に働き、硬くなると下にある組織を圧迫して痛みにつながります。
普段では股関節の内転動作は脚を組む時くらいしかありません。
しかしスポーツ(特にサッカーのインサイドキック)では使い過ぎによる炎症が恥骨筋などで起こります。
また股関節の不安定化で内転筋群が代償的に使用され負担が増すと痛みにつながります。
冒頭で説明した大腿骨骨頭の前方偏位は大臀筋の奥にある外旋六筋(梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋)が硬く短縮することで骨頭が前方に偏位してしまいます。
これは大臀筋が弱くなることでその代償として過剰に負担がかかるためです。
これはスポーツをされている方に多い傾向があります。
ラケットを振ったり、ボールを投げたりする際には肩や腕だけでなく体幹の動きが欠かせません。
体幹の捻り動作には股関節が大きく影響しますので痛みが出るケースもあります。
特に30代以降になってくると若いころのような柔軟性がなくなるので、強く投げたり振ったりすると肩だけではなく腰や股関節にも負担がかかって痛みの原因になってしまいます。
腰を動かす際には骨盤や股関節も一緒に動きます。
例えば立位で腰を前かがみにすると(前屈)、私の場合目線がちょうど膝位になります。
でも腰椎って50°しか前屈しないので、残りは胸椎や頸椎、股関節の動きになります。
つまり腰椎を含んだ脊柱の柔軟性がないと股関節が代償的に屈曲してトラブルの原因になります。
これは伸展、回旋、側屈でも可動域は異なりますが同じような構造です。
実際ここで挙げた様々な筋肉は腰痛の原因にも当てはまります。
腰痛とも関連するのですが、反り腰や猫背などの不良姿勢には姿勢維持筋のアンバランスがあります。
こうした姿勢は骨盤に影響して、例えば反り腰では腰椎の過前弯と骨盤の前傾、猫背(円背)では腰椎の後弯と骨盤の後傾が伴います。
骨盤前傾では股関節や下肢が内旋(内側に捻られた状態)になり、骨盤後傾では外旋(外側に捻られた状態)になります。
また骨盤に左右の高さの違いがあれば、高い方の股関節は内転し、低い方は外転します。
これらは股関節に過剰な負担を強いることになり痛みにつながります。
股関節痛に限らず痛みの原因は個々に異なるのでしっかりと評価することが基本になります。
股関節痛では患部が性器に近いこともあり部分的に鍼灸以外の手技が中心になりますが、そこ以外に関して鍼灸はとても有効です。
股関節の前側の痛みを訴えるケースが多いのでその場合は
セルフメンテナンスの基本はストレッチなんですが、関節を目一杯広げるので股関節では痛みが出てしまうケースも多いです。
そこでまず行って欲しいのがテニスの硬式ボールやソフトボール、ストレッチポールなどを使用したセルフマッサージです。
ここではストレッチポールを使ったセルフマッサージをご紹介します。
(ボールを使う場合も基本的には同じです)
股関節前側痛ならまずは外旋六筋をマッサージしましょう
大臀筋の深部にある外旋六筋は硬くなりやすく、大腿骨骨頭の前方偏位の原因になります。
またストレッチポール(またはボール)の当てる位置を変えることで大臀筋や中臀筋もマッサージできます。
これは簡単です!
大腿筋膜張筋とそこから膝へとつながる腸脛靭帯は外側の痛みの原因になりやすいです。
腸脛靭帯は痛みを感じやすいので強さを調整してください。
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