春日井で腰痛・肩こりの整体なら
鍼灸マッサージ室 ゆうせん
愛知県春日井市篠木町の鍼灸マッサージ室ゆうせんの山本眞幸です。
このページでは日々の治療の中で気がついたことや感じたことを書いてみます。
治療が上手くいった、痛みが取れなかったなど
その原因などを自分なりに考えてみたいと思います。
約10か月ぶりに来室された60代の男性患者様の症状はぎっくり腰です。
この方荷物を持ち運びするお仕事をされていて、年に1~2回腰を痛めることが多く、そのたびに来室されます。
普段のケアは近所の接骨院でされているのですが、そこで治らない時に当室で鍼灸治療されています。
今回の痛みは主に左側にあり、左腰下部から上後腸骨棘にかけてです。
このようなケースはまず仙腸関節障害を疑い、少し調整すると痛みは減少しました。
その後腹臥位(うつ伏せ)では痛みが出るため側臥位であん摩マッサージと鍼灸治療を行い、鍼灸は主に電気鍼(低周波鍼通電)を行いました。
治療後は痛みもゼロではありませんが、かなり楽になったと喜んで帰られました。
お仕事無理せず頑張って下さいね。
便秘の改善にどう取り組んでいけばいいのでしょうか?
特にあん摩マッサージやはりきゅうなどの手技療法で・・・
腹部のあん摩マッサージを行ったところ、最初の数回は施術直後や翌日に排便がありましたが、時間経過とともに反応が低下しています。
最近では便秘に効果の高い経穴にはりやお灸を行っていますが大きな改善はないのが現状です。
そこで運動療法を加えてみようかと考えています。
この患者様は車いす生活でウォーキングなどは不可能なので、車いすの方でもできる簡単な運動(特に腹筋群)を考えているところです。
効果があると良いのですが・・・
約半年ぶりに来室いただいた男性患者様は数日前から左肩関節に痛みがあり、特に仰向けで寝ると痛みが出るとのことでした。
実際に動かしてもらうと屈曲(腕を前から挙げる)や外転(横から挙げる)などで痛みが出ていますが、当初私が想像していたより「痛みが少ない」という印象でした。
冒頭で5分ほど筋筋膜や関節を調整したら上記した痛みは消失しました。
試しに仰向けで寝てもらったら、全く痛みは変わっていませんでした。
その後も左肩や肩甲骨周囲を調整しても変化なし。
そこで首を伸展(上を向く)すると左肩や肩甲骨に痛みが走ります。
患者様も左肩の痛みだと思い込んでいて、実際に左肩痛も多少はあったので私も左肩が原因だと思い込んでいましたがどうやら首が原因の可能性があります。
痛みの部位から考えると①第5頚神経②肩甲上神経③腋窩神経などの圧迫の可能性がありそうです。
こうした点を考えてあん摩マッサージ、筋筋膜や関節調整、鍼灸治療を行い一旦は仰向けでの痛みは消失しました。
ただ原因を突き止めたわけではなくイマイチはっきりしない点も多いので、一度首のMRIなどの画像診断を受けてもらうよう伝えて治療は終了しました。
原因を突き止めることができなかったのは今後の課題ですが、肩関節以外に気づけた点は良かったと思っています。
では腸内環境を整えるためにはどんな食材を食べれば良いのでしょうか?
食物繊維、発酵食品、オリゴ糖などが良いとされています。
具体的には
これを見ると和食の方が摂取しやすいような気がしますね。
私は毎朝ヨーグルトとみそ汁を、冬場は鍋料理を毎日食べますので野菜やきのこ類も摂取しています。
ただ4月~10月くらいまでは鍋を食べないので摂取量がかなり減っています。
全て自炊しているので夏場のメニューを考えないといけないですね。
便秘を考える上で見逃すことができないのが「腸の働き」です。
蠕動運動で便を送り出すだけではなく自律神経とも深く関わっています。
腸脳相関といって脳と腸の働きが連携し合っていることが解っています。
従来からストレスで便秘や下痢になることは知られていましたが、近年はその逆、つまり腸の状態が脳に影響を与えていることが解ってきました。
排便は腸内環境のバロメーターと言いますから、便秘の改善を考える場合腸内環境を整えることは避けて通れません。
腸内環境は具体的には腸内細菌のバランスです。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり一定の比率に保たれていて、善玉20%、悪玉10%、日和見70%になっています。
日和見菌は善玉が優勢なら善玉の味方をし、悪玉が優勢なら悪玉の味方をする文字通り日和見ですから大切なのは善玉菌と悪玉菌の比率です。
腸内環境が乱れると悪玉菌が増殖してしまうので善玉菌優位の状況を維持しなければいけないんです。
便意の仕組みは胃に物が入ると大腸の蠕動運動が始まります(胃結腸反射)。
そして便が直腸に送られるとその刺激で内肛門括約筋が緩むと同時に脳にサインが送られ便意が起こります。
こうした反応は意識的にできることではなく自律神経が関わっていて、ストレスなどで自律神経が乱れたり、仕事などで便意を我慢することが続いたりすることで起こり得ます。
また腹筋群などが弱り腹圧が上げられないと排便しづらくなります。
ここで私の患者様に話を戻すと、元々脳梗塞の後遺症があり、2月に軽い脳梗塞を再発していました。
2週間ほど入院して自宅に戻ってしばらくして便秘がひどくなったという経緯から考えると(元々便秘気味)、病気、入院などの体調や環境の変化による自律神経の乱れや筋力低下が当てはまります。
鍼灸マッサージ室ゆうせんでは治療院での施術の他に訪問治療も行っています。
脳梗塞の後遺症などで通うことができない患者様で、主治医からあん摩マッサージまたは鍼灸の同意書をもらえた場合に健康保険適用で行うことができます。
その中の一人で高齢の男性患者様が先々月くらいから便秘になり、その影響か食欲も落ちでいます。
そこで改めて便秘について考えてみたいと思います。
便秘の基準は通常は1~2回/日、ただ3日に1回でもスッキリ感がありスムーズに排便できれば便秘ではありません。
また毎日排便があっても残便感があり、便が硬く、腹部に脹ったような不快感があれば便秘です。
器質性とは内臓そのものに癌や炎症など何らかの異常が起きていて、CT検査や血液検査などで異常が見つかります。
機能性とは内臓そのものには検査で異常がみつからないが様々な症状がある場合です。
よくある便秘は機能性便秘になります。
一般的によくみかける便秘は機能性便秘ですが、①弛緩性便秘、②痙攣性便秘、③直腸性便秘の3種類に分類されています。
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